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狙え特大50センチ超級 筆者47センチ!タナ発券すればチャンス

[ 2018年7月23日 07:38 ]

筆者が釣った47センチ。やせているが全長は「尺半超」
Photo By スポニチ

 【ヘラブナ大作戦】千葉県君津市の亀山湖は1979年(昭54)に完成。翌年から各種の淡水魚などが放流され、初心者でも釣りが楽しめる湖として人気だ。ヘラブナも45〜50センチ超に成長して活発に餌を食い、竿を満月に絞り込む。(スポニチAPC 上田 観水)

 ヘラ師の笑顔は絶えない。大型魚ブームに乗って38年前の放流魚が50センチ超級に成長したという巨ベラを狙って訪れる。 

 小月橋から見た笹川にはモジリが散見でき、ボート店へ飛び込み笹川を目指すとすでに先着者がズラリ。

 竿先を手こぎボートでの通過はマナー違反と思い、小月橋下へ着舟。立木オダ脇を21尺竿でタチを測ると底に届かない。 

 竿いっぱいの深宙狙いで「マッハ、凄麩」の混合餌を打ち込むとフワッ、合わせた竿が穂先から胴へ抜け、満月になりかけた時にオダへ駆け込まれプッツリ、ハリスを切られた。 

 オダ脇狙いが失敗の原因と沖目のモジリを目当てにポイントを3メートルほど離し、タナも2メートルに変更すると、雑魚や小ベラの動きが激しくなり「マッシュ」の混入と柔らかく粘りを加えた餌がナジミ切った直後に力強くズバッ、乗った!コイか?遠くで顔を出し玉網に納まったのは雄ベラか?釣れたのは産卵後によく釣れる痩せた47センチだったが尺半超達成とした。 

 湖周は40キロ以上で、ヘラに限らず各種の淡水魚も放流されている。ヘラの魚影も年ごとに濃くなり、巨ベラ釣り師の期待に応える好釣り場になっている。

 ◎ポイント

 谷あいの湖で湖周が40キロ以上もあるが、オカ釣りポイントは少なく、ボート釣りが主体。

 湖畔にボート店は7店あり、それぞれの周辺にポイントが散在している。モジリやボート店の情報収集がお勧め。

 ◎攻略法

 夏ベラの回遊は宙層の場合が多く、タナの発見が第一。 

 (1)竿いっぱいのタナから長ハリス(80センチ前後)やオモリ飛ばし(ハリス止め、オモリ間を広げる)で餌のなじむ変化でタナを考える。

 コツは仕掛けを直線に振り込み、ウキの動きが変化した位置に留意しタナとする。

 (2)タナを確定してバラケ餌で回遊、寄せる。

 ▼釣況 ボート店はおりきさわ=(電)0439(70)7025、のむら=同(39)3020、トキタ=同(39)3010、つばきもと=同(39)2110、よりとも=同(39)2626、亀山湖水産センター=同(39)2974、松下=(電)同(39)2926。入漁料は450円。貸しボート代は2450円(係留用ロープが必要)。釣り時間は午前5時半〜午後5時まで。7〜9月は高水温による魚族保護のためライブウェル・フラシなどの使用・キープは禁止。

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