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アユあっ晴れ 雨で苦戦5匹だったけど…やっぱり楽しい!!

[ 2018年7月12日 07:19 ]

背掛かりで釣れたよ
Photo By スポニチ

【釣り姫見参!】釣りならなんでもござれの“釣り姫”ことふくだあかり。今季も楽しみにしていたアユ釣りへ。盛期には大物が釣れると人気の鬼怒川へと出掛けた。

(独特の奥深さ/)ワタシ、海やエリアトラウトのイメージがあるのか、アユ釣りをするイメージがあまりないみたいなんだけれど、実はこの釣りが大好き。川に立ち込み、9メートルもある長いアユ竿でオトリを上手に操作して、縄張りを守っているアユを釣る。日本独特の友釣りは、奥が深く、普段やっている釣りとは全く違うので面白い。

 アユを釣るには専用の道具がたくさん必要なので、全く持っていないワタシは、いつでも行けるわけではないのだけれど、今年は釣りメーカーの「がまかつ」に竿、タモ、舟、ウエーダー、靴などを全てレンタルして挑んだ。全身「がまかつ」仕様で格好だけは一人前だ。

 行ったのは栃木県鬼怒川の本流。鬼怒川漁協の超ベテランさんに導かれて、釣れる気満々で川に立ち込んだ。なにせ今季はアユの調子がいいようで、どこの川でもアユがうじゃうじゃいる、なんて話を聞く。人生初の「アユの入れ掛かり」を期待したんだ。

 案の定、良さそうなコケが生えている石が点在するポイントにオトリを入れれば、すぐに仕掛けの目印がスーッと動き、9メートルの竿に2匹分、それも片方は背(スレ)掛かりの重さと、水流の抵抗でかなりの重さが手に乗ってくる。

 それを上手にコントロールしてタモに入れるんだけど…これがなかなか難しくてうまく入らない。慌てて水面に上げすぎてバラし。それを続けて2回。かなり格好悪い。でも釣り始めてすぐに連続ヒットしているし、いい日に当たったかな?

(オトリ追わず/)バラしはしたけど、たくさん掛けて、タモ入れの練習もすればいいや…なんて思っていたら大間違い。

 その後は全く追いがなくなってしまった。ポイントを替えながら、良さそうなところを流すも反応なし。時間だけが過ぎていき、慣れない川歩きと強風の中で扱う長い竿に疲れてきたころ、ようやくポツポツと掛かるように。しかし、その時間にはもう日も落ちてきて、目印が見えなくなってしまい終了。

 結果は5匹のみでした。一日川に入ってこれは少ない。けど久しぶりのアユ釣りは楽しかった!実はアユって、カンカン照りのような日差しの強い日がいいそうなんだけれど、この日は日差しもなく、あいにくの雨。こんな日はコケの調子が良くないのか、水温が低くなるのか、アユがいてもオトリを追わないんだって。組合の方からは「もっといい日に来なよ」なんて言われてしまった。お天気ばっかりは仕方ない。ワタシ、晴れた日にアユ釣りしたことないもん(笑い)。

 今回釣れたアユは20センチ前後がアベレージ。お盆を過ぎた頃になると25センチ以上が釣れ始めるらしい。そしたらまた行こうかな。もっと天気のいい日を狙って。

 ?ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

 ▼釣況 鬼怒川漁協=(電)028(662)6211。

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