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ヘラブナ良型入れ食い 夏は激アツ!束釣りも

[ 2018年6月25日 07:04 ]

順調に釣り上げていた小泉さん  
Photo By スポニチ

 【ヘラブナ大作戦】梅雨入りとともに乗っ込みの爆釣が周期的に続く山梨県西湖。30〜40センチ超が交じり、束釣り(100匹)も珍しくないとあって釣趣は満点。涼風のなかで夏ベラ釣りが満喫できる。(スポニチAPC 上田 観水)

 梅雨空を吹き飛ばそうと訪れる。初音ワンドはベタナギで、小泉正勝さん(77=藤沢市)は12尺竿、タナ1メートルの段差(40センチ)釣りで「ガサベラ(餌慣れのヘラ)だね。40センチはないかな?」と早くも良型を入れ食いにしツ抜け(10匹超)だ。

 隣で釣友の山口道敏さん(61=藤沢市、運転手)は15尺竿を使い、底釣りとあって「時合を迎えたようです。これからが勝負」と30センチ級のレギュラーサイズ型を釣り上げた。丁々発止の釣り比べとあって静かに津原へ向かう。

 ここでも竿が絞られる中、筆者が13尺竿の底釣りを始めると、餌がタナに届く途中でズバッ。これが空ツンとあってウキをサイズアップし底へ届くのを早めると、約1時間で35センチ超級のツ抜けに成功した。

 その後、湖面に白波が立つ西風で段差「一発」釣りに変更。ウキが落ち着く前にズバッ、「竿ツン」と言われる当たりで合わせ切れが多く、2段合わせで対抗すると35〜38センチ級と良型に恵まれた。

 初音ワンドの勝負は42匹対41匹で山口さんに軍配が上がった。

 毎年、梅雨明け後は50〜100匹の束釣りも可能とされる夏ベラの動きは、より一層活発な動きで期待を裏切らないはずだ。

 ◎攻略法

 水深、水温でサイズやガサベラなど魚影に変化があり、動きに合った仕掛け(ハリス段差)と餌で対処する。

 底釣りは「粘麩」「カルネバ」などを混ぜて粘りのある食わせ餌が肝要。

 「力玉・3」も効果的だ。宙釣りは「一発」釣りがお薦め。

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