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タイ等な引き 750グラムイサキ 脂ノリノリ抱卵1時間で20匹

[ 2018年6月17日 07:25 ]

「こんな大物初めて…」次々と掛かるイサキにご満悦の岡部さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】抱卵イサキは、各地ともに今が最盛期。そんな中、静岡・伊東の川奈沖では名物の特大が活発な食いを見せている。1匹750グラムもあるジャンボの引きはまるでマダイ並み。腹パン、脂ノリノリ。お味の方も格別だ。(スポニチAPC 林 悠二)

 手のひらからあふれるほどの特大級。かつて、神津沖で釣って以来、ここ数年見たことないデカさだ。3点掛けで上がった中の1匹は750グラム、全長39センチ。他の2匹も30センチ級と大物ぞろい。こんな良型が、指示ダナで待つこと数秒、瞬時にズドーン!ギュギュギューン。竿先が海中に突き刺さるほどの強烈な引きに、ひょっとしてマダイ?イシダイ?水面までのリーリングはスリル満点だ。再度投入すると、またズズーン。

 「40センチ超級も出ています。数はトップで40匹前後」――こう話すのは伊東・加納丸の加納隆船長。このエリアで釣れるイサキは、そのうまさからファンの間でもブランドイサキとして人気。今季はこれに、時折大ダイまで交じり魅力倍増だ。

 指示ダナは水面から。タナ下5メートルに仕掛けを送り、3、4回に分けてコマセを振り出しながらタナに。待つ間もなくズズーン!ここで少し待って追い食いを狙うと一荷、トリプル…。

 梅雨の一日。川奈沖で8人が狙ったが、指示ダナ24メートルで朝の第1投から力強い魚信が襲ってきた。

 「朝から釣れっぱなし。1時間でもう、20匹。トリプルが2回ありました」。初釣行の伊東で大釣りを楽しんでいたのは、厚木市の岡部行秀さん(55=歯科医師)。

 中盤には700グラム級のマダイも釣り上げた。同行した港区の新村浩さん(55=同)と、ハイペースで交互に取り込んでいる。

 共に「イシダイが交じると聞いたので」と、ゲストの出没を期待している。

 日中は潮だるみで食いが一服したが、後半に再び活発化。結局、25〜39センチがトップは43匹。岡部さん33匹、新村さん27匹。筆者は34匹釣り上げたが24匹でクーラー満杯。あふれた分は乗船者に引き取ってもらった。

 〇…「こんなに大きいイサキは他では見られない。味も良くて別格」と絶賛するのは常連で町田市の熊沢一正さん(64=自営業)。胴調子のマダイ竿を弓なりに絞りながら数を伸ばしている。その隣で38センチの特大をキャッチしたのは、親類の熊沢正明さん(70)。「釣行はいつも一緒。特にコマセマダイが大好きです」と2人。伊東の他に勝山、剣崎へも足を延ばすとか。

03 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。乗合は午前船は4時、午後船は11時半集合。料金は共に1万2000円。

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