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夜の日本海が明るくなる マアジ、マダイ、スズキ、ワラサ…大にぎわい

[ 2018年6月8日 07:57 ]

橋本さんは大型のブリを釣り上げた
Photo By スポニチ

 日本海の夜釣りが一気にヒートアップ。新潟県岩船沖ではマアジを主体にマダイやスズキなども楽しめる。恵陽丸に乗船した。(スポニチAPC菅野 順也)

 「マアジが回遊してきたと思ったら、一気にシーズンインしたようです。イワシの群れも濃いので例年よりも早く釣れ始まりました。マアジをメインにマダイ、スズキ、ワラサなど自分の釣りたいターゲットを狙ってください」とにこやかに話す阿部賢一船長。

 午後6時、夕日に向かって出船した恵陽丸は航程約30分で水深48メートルのポイントへ到着。シーアンカーで船を流して阿部船長からゴーサイン。1時間ほど経過するとあたりが暗くなりイワシなどが集魚灯めがけて寄り始めた。静けさが一転、船上は一気にヒートアップ。魚の食いと釣り人が同時にスイッチオンとなった。

 開始から竿を曲げ続けた、府中市・川口満さん(44=建築業)は「釣れ始まったのですぐに釣行です。私の本命はこれ、30センチオーバーなら釣り応え抜群ですよ」と胴突仕掛けで良型のマアジを連発。

 夜の釣りは初めてという立川市・松岡春雄さん(63=建築業)は「寂しくて暗いイメージがありましたが、船上はとても明るくてにぎやかなのですね。強い引きにも驚きです」とサビキ仕掛けでワラサ2点掛けのヒット。

 船釣りは月2回のペースという、西東京市・橋本圭二郎さん(42=自営業)が1本ハリスの仕掛けに交換「ちょうど良いサイズのマアジが釣れたので迷わず泳がせの餌にしました。このサイズは最高ですね」と80センチ超のブリの手応えに大満足。

 マダイの好漁場として知られる新潟の海で、人気急上昇中の岩船沖。ここ数年での釣果が目立っていて、当日も五目釣りながら人気のマダイ1種類に的を絞る人も多数いた。同行した長男の真海(10=小5)の構えた天ビン仕掛けの竿も、中盤に大きく曲がった。何度となく道糸の出入りを繰り返して4キロが浮上した。

 私は出船前情報で好調に釣れていたスズキを落とし込みで狙ってみたが不発。それでもカタクチイワシが掛かったら、ゆっくり落としていくと良型のワラサが奪い合うように食ってきた。

 例年より早くシーズンインした岩船沖のナイト五目。高級魚ぞろいの豪華で豪快な釣りが、晩秋までのロングランで楽しめそうだ。

 ▼当日マダイ狙いタックル 竿=がまかつ「シーファングマダイ 30―300」、ハリ=同「真鯛王ケイムラパール」12号。ハリス=ヤマトヨテグス「フロロハリス」5号2メートル。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、岩船・恵陽丸=(電)0254(56)6908。出船時間は変則。乗合料金は8700円。

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