×

3キロ熱タイ地方だ 乗っ込み期!!魚影の濃さ実感 仕掛け軽くして静かに待て

[ 2018年5月26日 07:07 ]

大村さんが釣り上げたのは3キロ級
Photo By スポニチ

 【新潟の釣り】いま新潟県沖が熱い!“乗っ込み”中のマダイは連日、大型が浮上。夜になれば大判のヒラメが狙える。直江津・えびすや釣具店の謙信丸に乗り込んだ。(スポニチAPC 菅野 順也)

 「走ったら止まるまで道糸を出してください。決して指で押さえてはいけません。20メートルも出れば必ず止まりますよ。餌取りの魚はほとんどいないので小まめな打ち返しは不要です、じっくり待ってください」と兼玉武雄船長のアナウンスで釣りがスタート。

 午前5時半に1投目、8分後に1本の竿が曲がり3キロ級が取り込まれた。

 それから一気にマダイのスイッチがオン。私のリールからも勢い良く道糸が滑り出て、怒とうの食いが続いた。

 水深は25メートル、乗っ込み期は魚が浮くので兼玉船長からの指示ダナは超浅ダナの5メートル。水圧の変化が少ないので水面でも元気いっぱい。タモに収まるまで緊張感あふれる10メートルハリスの取り込みだ。

 仕事の仲間同士で釣行、富山市・大村一さん(55=会社員)は「引きが強くて凄い手応えですね。船長の指示通りにするだけで簡単に釣れましたよ」と3キロを釣り上げにっこり。同行の長野市・木村正樹さん(50=会社員)は「毎年の恒例行事になって3年連続で乗船です。今の時季だと初心者にも釣れるから誘われました」と、大型を連発でヒット。

 「乗っ込み期は特大に備えて、ハリスを5号以上にするのがお勧めです。仕掛けを軽くして誘いもしないで、静かに待つのが基本ですよ」と兼玉船長。

 当日は納竿まで食いは途切れず、2〜5キロ級を1人平均10匹の釣果。「マダイの聖地」と称される上越の海。魚影の濃さを今回も実感させられた。

 ▼当日使用のタックル 竿=がまかつ「がま船 シーファング マダイ50―3.0、ハリ=同「真鯛王」12号、ハリス=ヤマトヨテグス「フロロハリス」10号メートル・6号5メートル2段式、付け餌=マルキユー「まるとく真鯛」。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、直江津・えびすや釣具店=(電)025(543)8316。出船時間要確認。ヒラメ釣りは乗合料金9000円(餌代別、6時間釣り)。マダイ釣りは1万1000円(8時間釣り)。

 (船中27匹今が旬)「今シーズンは例年よりとても早く乗っ込みに入りました。試し釣りの日から本格的に食ってきましたよ。数・型ともに好調ですが特大が目立ちます」とにこやかに兼玉武雄船長が迎えてくれた。

 午後5時、出船した謙信丸は15分でポイントへ到着。アンカーで船を固定して、仕掛けを投入。餌は生きたマアジを使用、置き竿で待ち構えるスタイルだ。兼玉船長によれば「明るいうちのタナは海底から1メートル付近、暗くなったら5メートル以内を探ってください」とのこと。

 開始から30分で私の竿に船中1匹目の1・5キロがヒット。それからしばらく静かに時間が経過したが、集魚灯が点火されるとイワシが集まってきた。それに連鎖して海中の活性が一気に上がり、竿の曲がりの連発が始まった。

 職場の同僚2人で釣行、入間市・栗林和夫さん(47=会社員)は「食い付いても、なかなか掛からないドキドキ感が面白いですね」とにっこり。阿部亮さん(44=同)は「教えてもらったので釣ることができました。うまい魚は食べるのも楽しみです」と2人共に2・5キロのヒラメに80センチのスズキを追加。日中のマダイと連続で乗船した日光市・秋元雅一さん(51=会社員)は「1発で食い込んで驚かされた時が最高だね」とヒラメ5匹を釣り上げ竿頭になった。

 底から2メートルのタナをキープしていた私のドラグが鳴った。何度となく糸が出入りして浮上したのは肉厚の4・6キロ。当日は型ぞろいでヒラメが船中27匹の釣果。ゲストのスズキも多数浮上した。釣期は乗っ込み限定、今がチャンスだ。

 ▼使用タックル 竿=がまかつ「がま船 シーファング ヒラメMH―270」、仕掛け=幹糸はヤマトヨ「フロロハリス」7号、ハリス「同」4号、ハリ=親バリはがまかつ「がまチヌ」7号、孫バリは同「がま泳がせヒラメ」6号。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る