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完敗…OH!デコ!“照りゴチ”でリベンジ必ず

[ 2018年5月4日 10:13 ]

 【釣り姫見参!】東京湾のマゴチが面白い。食わせて、合わせるまでのタイミングは、毎回ドキドキもの。“釣り姫”こと、ふくだあかりが出掛けたのは浦安・吉久。さて釣れたのか?

 「マゴチは得意でしょ」とスポニチの担当者。勢いにまかせて「はい!得意です」って言ってしまったけれど、あれ?そうだったっけ?記憶をたどっても東京湾のエビマゴチで良い釣果を出したことってあったっけか?

 そう思いながらも向かったのは浦安・吉久。伝統的な東京湾の釣りを得意とする老舗の船宿で、いつもワタシを温かく迎えてくれる。船宿の釣果情報を見ると、ベテランは7匹、初心者でも2匹ぐらい釣っている。最近の釣果は結構いいので期待が高まる。

 峯岸英人船長が船を向けたのは富津沖の8〜14メートルダチ。仕掛けは全長1・5メートル。餌のサイマキを死なせないように付け、最初は1メートル底を切る。海底はでこぼこしているからマメなタナ取りが重要。小まめに底を取り直し、タナを確認。そしてマゴチの当たりを待つ。が、一向に当たりが来ない。何度かポイントを替えつつしっかり集中すると、やっと本命の当たりが。なのに焦って早合わせしてしまいスカ。餌だけ取られてしまった。周りの人はきっちりと釣っている。いいタイミングを逃してしまった。

 その後も手を休めることなく「当たりが来たら慎重に食わせる!」と自分に言い聞かせながらしっかりタナを取っていると、なんだか重苦しいような当たりが。しっかり食わせたと思ったもののスカ。もう一度食ってくるかも、と望みを託して再度、落とすとまた当たり。これはきっとイカだな、と思いゆっくり巻き上げてくると案の定1キロを超えるようなデカスミイカ。

 スッテじゃないからイカはサイマキを抱いているだけ。慎重にタモに入れようと思ったけれどうまくいかずに水面で逃げてしまった。その後、なぜかワタシにはイカの当たり(触り?)ばかり。しかも水面まで上げてきても強風で安定せず、全部タモに入らないこと計5回。その間マゴチの当たりはなし。

 他の人は釣っている。これは一体どういうことなのか。全く理由も分からず時間だけ過ぎ、最後のポイント。「ここはイカはいないから」の船長の言葉に、当たりは全てマゴチだと思っていたら、なぜかまた食ってきたのはイカ。しかもこれまた水面でバラし。船長の「なんでイカなんだろう」の言葉に、ワタシだって分かんないです(笑い)。

 結局この日、マゴチの当たりは2回だけ。どっちもうまく食わせ切れずに釣果はゼロ。せっかく食ってきてくれた6匹のスミイカもみんなバラしてゲストもなしの完全オデコ。得意だったらしいマゴチにはフラれてしまいました。この日の船中の釣果は0〜5匹。いつも通っているベテランさんは5匹、他に3、2…と続き、0匹が5人。どうやら前日の強風で底荒れ。さらにウネリが高く、潮がタルかったりと条件は厳しかったみたい。とはいえ、しっかり釣っている人がいるんだから悔しい限り。

 “照りゴチ”と呼ばれるシーズンインはこれからだし、リベンジしなくてはね。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、浦安・吉久=(電)047(351)2983。出船は午前7時。乗合料金9500円。マゴチ船は各地から出船。

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