【京都牝馬S】キアラ強い!重賞連勝でヴィクトリアM主役へ名乗り

[ 2020年2月23日 05:30 ]

<京都牝馬S>直線、外から一気に差し切り重賞連勝のサウンドキアラ(左)(撮影・亀井 直樹)
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 土曜京都メインの「第55回京都牝馬S」は、1番人気のサウンドキアラが押し切ってスポニチ賞京都金杯に続く重賞2連勝。ヴィクトリアM(5月17日、東京)の主役に名乗りを上げた。 レース結果

 大外枠も、道悪も、久々の1400メートルも、サウンドキアラの敵ではなかった。先団の外でリズム良く運び、直線に向くとジワジワ加速して、残り100メートルを切って先頭へ。戦前は混戦ムードだったが、終わってみれば淀巧者の面目躍如。2着のプールヴィルに1馬身1/4差の完勝だった。今年早くも重賞4勝目の松山は安堵(あんど)の笑みだ。

 「重馬場はこなせる馬だし、京都は相性がいいですね。強い勝ち方ができて、今後がさらに楽しみになりました」

 6勝は全て京都だが、ヴィクトリアMは東京が舞台。決して歓迎材料ではないが、鞍上は「馬も成長していますからね」とキッパリ。安達師も「京都が(11月から)改修されるのは残念だけど、他でも走ってほしいです」と前向きに語った。この後は阪神牝馬S(4月11日、阪神)を挟むか、本番直行か。いずれにしても次走で“淀弁慶”ではないことを証明したい。

 ◆サウンドキアラ 父ディープインパクト 母サウンドバリアー(母の父アグネスデジタル)牝5歳 栗東・安達厩舎所属 馬主・増田雄一氏 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績16戦6勝 総獲得賞金1億6013万5000円。

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2020年2月23日のニュース