秋元康氏 自身の“引退”への思い吐露「とにかくこのままダラダラ…自分が実験なんだよね」

[ 2023年11月12日 17:28 ]

秋元康氏
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 作詞家で音楽プロデューサーの秋元康氏(65)が12日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「いいこと、聴いた」(日曜後1・00)に出演。自身の“引退”について言及する場面があった。

 この日は来年3月末をもって放送作家、脚本家を引退する鈴木おさむ氏がゲスト。鈴木氏が引退を決断した思いなどを語る中、秋元氏は「(来年の)4月以降におさむと口約束した業界関係者がうちのはどうなるんですか?って大騒ぎになってる、っていう」とニヤリ。鈴木氏も「そうなんですよ、電話がかかってきて。業界の悪い癖で1年も2年も連絡してこないやついるじゃないですか。で、それで無くなったと思っていて、僕が“無くなったと思ってたし、言ってくれよ!”って言ったら“あんたこそ、言ってくれよ!”って」と苦笑した。

 続けて「でも、もう辞めるって言わないと辞められないので、3月31日まで、結構、ドラマ的なものもあるので、やり切ります。やって、それで残ったものはやりますけど、本当に辞めます。そういうふうにしないと辞められない。秋元さんだって辞められないじゃないですか?」と投げかけた。

 秋元氏は「俺はとにかくこのままダラダラ、やがて勢いがなくなって、自然に止まるまでこのままで」と自身の“引退”についての考え方について見解。「だって、やっぱりそれはそれで、自分が異常なのが面白いと思う。65歳でまだアイドルグループに詞を書き、新しいプロジェクトを(やっている)。今、やっているプロジェクトとかもいろいろなことを考えると、“2027年は…”って(あったする)。“俺、いくつだ?”って考えるわけ。2027年だと69歳なわけだから。そういうのが面白いなと思う。自分が死んだときにやりかけの仕事とか(ある)、それがまた美しい」と理想を語った。

 鈴木氏から「生き方のモデルケースというか、いらっしゃるんですか?」との質問も飛んだが、秋元氏は「年齢も気にしたことがないし、何にもない。俺が偶然放送作家になって、偶然作詞家になって、あまり目標とかがないわけ。だから、自分が実験なんだよね。“どうなるのかな?”とか」と思いを吐露。「俺たちの仕事っていくらでも楽できるんだけど、おさむを認めるのはおさむは本当に舞台でもドラマでも小説でも汗かいているのが凄い。汗はかけないよ。自らパソコンで打ち込むって言うのが大変なんだよね」と話した。

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