冨永愛 モデル生命かけた大胆イメチェン「それでも私を使うのか?という勝負に出たんですよ」

[ 2023年11月12日 16:00 ]

モデルで女優の冨永愛
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 モデルで女優の冨永愛(41)が、12日放送のTOKYO FM「木村拓哉 FLOW supported by Spotify」(日曜前11・30)にゲスト出演し、コレクションモデル引退を表明したいきさつを語った。

 1メートル78というモデル体形を生かし、2001年にニューヨークで本格的にモデルデビュー。その後、「コレクションモデル」として世界をまたにかけて活躍してきた。

 そんな冨永が、コレクションからの引退を突如、発表したのが2010年だった。「ファッションの世界はモデルは入れ替わりがすごく激しいんですよね。流行り廃りの世界ですから、3年活躍できたらいいかなくらいのターンなんですよ。自分自身も10年やってきて、やめ時を探していたような気がする」と、当時を振り返った。

 評判の手のひら返しも、心の傷として残ったという。「ファッション業界がこの当時、好きじゃなかった。差別もあるし、ちょっと調子良くなれば、“きれいだね”、“あなたはアメージング”とかいいことばかり言うんだけど、ちょっと落ちてくると、見向きもされなくなるみたいな。表裏をひっくり返すのが得意じゃないですか?外国人の人たちが。正直というか、分かりやすいので。シビアですね」。率直な気持ちを打ち明け、「こんな世界にそんな長くいてもしょうがないと思ったんですよ」とも話した。

 アジア人の大きな特徴といえば、黒髪のイメージ。冨永は最後に、そんなイメージを捨てて、自分のモデルとしての価値を業界に投げかけたという。「いわゆるアジア人のヘアスタイル、イメージ、黒髪ロングを覆したくなったんですね。金髪にしてショートにしたんですよ。真っ白の金髪して。白に近い、ベージュに近い色にして、アジア人というアイデンティティを取っ払って、どうなるか?それでも私を使うのか?という勝負に出たんですよ。よく分からないけど、今思うとそういう気持ちだったんじゃないかなって」と明かした。

 結果、フランスの人気ブランド・ジバンシィから特別な契約を得たという。「一番最後、ジバンシィというブランドで、その時期のコレクションのウイークの中で、“このブランドだけ出てね”というエクスクルージブ契約というのがあるんですよ。すごく特別な契約で、トップモデルのあかしと言われているんですけど、そのシーズン、このブランドだけが彼女を使える特権ということじゃないですか?それを私は得たんですよね」と振り返った。

 “勝負”に勝った形の冨永。「これじゃね?みたいな、ここじゃね?やめ時みたいな。これ以上はないと思って、それでやめたんです。これでいいと思った」。胸を張って、ランウェーを降りる決意を固めたことを明かした。

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