「ゴジラ―1.0」北米プレミア 7年ぶりに米国ファン大熱狂 神木隆之介「泣きそうなくらい感動」

[ 2023年11月12日 06:00 ]

ファンに祝福される山崎貴監督(左)と神木隆之介
Photo By 提供写真

 ゴジラ70周年記念映画「ゴジラ―1.0」の北米プレミアが10日(日本時間11日)、ロサンゼルスのDGAシアターで行われ、山崎貴監督(59)と主演の神木隆之介(30)が参加した。

 19年の米映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のマイケル・ドハティ監督(49)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」などに出演の俳優セス・グリーン(49)らに加え約600人のファンが集結。7年ぶりに米国に上陸した本家ゴジラに拍手と歓声が鳴りやまない。山崎監督は「最高でした。いつか自分の映画を米国で見せたいと思っていた。それがゴジラで。こんなご褒美があっていいのかな」、神木も「泣きそうなくらい感動」と興奮の面持ちだった。

 日本が世界に誇るキャラクターとして、米国でも根強い人気のゴジラ。14年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」が全米で2億ドルを超える大ヒットとなり、ゴジラ熱はさらに上昇。米国版は21年に「ゴジラVSコング」が公開、来年は続編が控えるなど、その熱は高まるばかりだ。

 だが、この日の熱気は想像以上で、ゴジラが登場するたびに声援が大きくなり、クライマックスで観客のボルテージは最高潮に。神木は「皆さんのゴジラへの愛のレベルが違う。神様が出てきたときのようで、もう崇拝ですよね。特別な一日になりました」と感嘆の表情。山崎監督は、「途中からゴジラを倒そうとする人間を応援する声に変わったのが分かった。日本製もやるな、と思ってくれたと思う」と手応え十分の様子だ。

 12月1日の北米公開に向け視界は良好で、神木は「相当の覚悟で臨んだ思い入れのある作品。ますます広がってくれると思う」と期待。山崎監督も「今日のリアクションを見て、楽しめることは十分に分かった。数字は後からついてくると思う」と自信のほどを語った。(鈴木 元)

 ≪山崎監督、特殊効果賞「うっかりくれたら」≫「ゴジラ―1.0」は北米での公開により、アカデミー賞の対象となる。山崎監督のVFXによる特殊効果賞などへの期待が膨らむ。神木に「結果が出るまではいくらでも話せますよ」と背中を押された山崎監督は苦笑い。「条件がそろったので、形としては並べるわけですよね。うっかりくれたらうれしいですね」とこちらは控えめだった。

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