中村雅俊 テレビ初出演作撮影に2時間半遅刻の大失態「びっくりですよ」待たされた超大物俳優の反応は?

[ 2023年4月18日 13:30 ]

中村雅俊
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 俳優の中村雅俊(72)が18日、文化放送「くにまる食堂」(月~金曜前11・00)にゲスト出演。テレビ初出演作での大失態について語った。

 文学座出身の中村は1974年のドラマ「われら青春!」がテレビ初主演作となったが、「その前に、『太陽にほえろ!』という番組にちょこっと出させていただいて、初めてテレビのドラマの制作っていうか、演じることを初めて経験させてもらって」と振り返った。

 パーソナリティーのフリーアナウンサー・野村邦丸が「その時は雅俊さん、慶応の学生だったんですって」と続けると、中村は「そうですね。大学4年の時だったんですけど、まああのプロデューサー一緒だったんですよ。『太陽にほえろ!』と『われら青春!』。それで“雅俊、テレビの経験ない、『太陽にほえろ!』で経験積もう”ってやったんですけど、まあいろいろと。最初から大変なことをしてしまって」と回顧した。

 何をやったのかと聞かれると、「初日の撮影日に2時間半遅刻したんですよ」と告白。「石原裕次郎さんを待たしちゃったんですよ、もう。びっくりですよ」と申し訳なさそうに話した。

 寝坊したのかと問われると、「徹マン」と衝撃の返答。「いや、これがね、俺、文学座って言う劇団に所属してたんですけど、そのスタッフの人が1日違いで俺に教えたんですよ、撮影日を。俺にしてみりゃその次の日って聞いてたんで。それで文学座の同期の連中で2組作って、明大前で朝までやってて。今みたいに携帯ないじゃないですか。もうようやくつかまって」と劇団員の家に電話がかかってきたとした。

 「それで2時間半後に国際放映っていう撮影所に行ったんですよ」とし、「もうびっくりですよ。ことの重大さに俺自身も気づいて」と中村。「それで門の所に助監督のチーフの人が待ってて、“すぐ裕次郎さんの所へ”って。行って、“すいませんでした!”とかって謝って」と振り返った。

 それでも「裕次郎さんってああいう方なんで、“おう!”なんてそれでおしまいだったんですよ。怒りもせずに」と意外な反応だったとした。

 野村が「天下の石原裕次郎を待たせた。それがテレビ初出演」と語ると、中村は「ええ。今でも言われるんですよ。プロデューサーに。“雅俊あの時お前ー”とかって。“すいません”って。そのたびにこれ言い訳じゃなくて、事実を言ってる」と苦笑した。

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