中村倫也　池井戸ドラマで主演　7月期テレ朝「ハヤブサ消防団」　水卜アナと結婚後初ドラマ

テレビ朝日「ハヤブサ消防団」に主演する中村倫也（C)文藝春秋
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　俳優の中村倫也（36）が、作家の池井戸潤氏原作のドラマに初めて主演する。7月期のテレビ朝日「ハヤブサ消防団」（木曜後9・00）で、小さな集落で起こる事件を巡るホラーミステリー。中村は日本テレビの水卜麻美アナウンサー（36）との結婚後、初のドラマとなる。

　「ハヤブサ消防団」は昨年9月に書籍が発売された池井戸氏の最新作。「半沢直樹」など企業が舞台の小説が人気の池井戸氏作品では、異色のミステリーだ。中村が演じるのはスランプ気味の作家・三馬太郎。亡き父の故郷である山あいに移住したが、消防団に加入したのを機に連続放火騒動に巻き込まれ、住民の不審死など怪事件に遭遇する。真相を探ると、巨大な陰謀が浮かび上がっていく。

　中村は2015年放送の池井戸氏原作のTBSドラマ「下町ロケット」に技術者役で出演。その後主演級俳優へとステップアップし、満を持しての主演だ。池井戸氏は「知恵と観察力を武器にどうやって犯人に立ち向かうのかは、大きな見どころになるでしょう。中村さんの三馬太郎、いまから楽しみです」と期待を寄せた。

　中村は下町ロケット出演時に、池井戸氏の直筆メッセージ入りの原作本をもらったことが思い出。「またこうしてご一緒できることは凄く感動的」と大喜び。今作は受け身の演技が多いことが想定され「久しぶりにリアクターとして楽しめる撮影になりそう」と楽しみにしている。