中村雅俊 渡辺徹さんへの別れの言葉は「台本とかなくて、思ったことを」も最初から決めていたこととは?

[ 2023年4月18日 12:57 ]

中村雅俊
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 俳優の中村雅俊(72)が18日、文化放送「くにまる食堂」(月~金曜前11・00)にゲスト出演。文学座時代の後輩で、昨年11月に急逝した俳優・渡辺徹さん(享年61)のお別れの会での思いを明かした。

 パーソナリティーのフリーアナウンサー・野村邦丸が「この前、渡辺徹さんとのお別れの会で、雅俊さんの弔辞、送る言葉っていうのが私も末席で聞いてたんですけど、ぐっときたんですけど。結構雅俊さんと徹さんの兄貴、弟分の話もね」と話を振ると、中村は「そうですね。意外とあの、デビューの番組のプロデューサーが一緒だったりとか、マネジャーも一緒だったりとか。割とよく一緒にいることも多くて。あいつの歌が売れた時も、俺のバンドでずっとやってましたから。だからいろいろと共通点も多いし」と関わりを明かした。

 野村はお別れの会の前に文学座の代表で俳優の角野卓造と食事をしたとし、「でもピンとこないって言うんですか。あの人がいっちゃったことがまだ実感がないですね」と淡々。中村は「まあ凄いいろんな病気と闘ってましたから。体調という意味ではみんなで心配しているところはあったんですけど、まさかっていうのはありましたね」と語った。

 また野村が「(お別れの会の)会場にいた人、多かったんですけど、雅俊さんが“徹、お前のこと絶対忘れない。みんなもそうだよな”って言って、会場中、みんなで(返事を)やりましたよね」と明かすと、「そうですねえ」と中村。「台本とかそういうのなくて、その時思ったことちょっとしゃべっていたんで。それだけ最初に思ったんですよ。みんなにも、“徹のこと、忘れないぜ!”って言ったら、“おおー!”できるだけ大きい声で長くやってもらおうって、それだけ思ったんで。最後の最後にそれ、言わさせてもらったんですけどね」と思いを明かした。

 野村が「俺もやったなあ。“おおー!”って」と続けると、中村は「もう本当に、人から好かれてたんだなっていうのはあの現場見て分かりましたよね。凄く人が多くてね」と感心した様子で回顧。野村が返礼品に渡辺さんの大好物でオリジナルデザインのマヨネーズが入っていたことに、「爆笑しましたけどね」と語ると、中村は「きっと郁恵ちゃんの考えじゃないですか。そういう明るく。結構明るくふるまってましたからね」としみじみと話した。

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