声優の楠木ともり 指定難病のエーラス・ダンロス症候群と診断「まだ受け止めきれない状態」

[ 2022年11月1日 19:15 ]

楠木ともり
Photo By 提供写真

 人気アニメ「チェンソーマン」のマキマ役などを務める声優の楠木ともり(22)が1日、遺伝性疾患「エーラス・ダンロス症候群(関節型)」と診断されたことが分かった。公式サイトなどで発表されたもの。

 所属事務所は「2017年のデビュー以来、様々な活動を重ねてまいりましたが、2021年春頃より身体に痛み・痺れを伴う症状が生じたため、医師の診察を受けるに至りました。その際、医師からは、生来の体質により大きな動きを伴う運動を行うと疼痛の生じやすい状態にあるとの診断を受けており、以降、自身の活動、及び、参加するすべてのコンテンツでの稼働におきまして、大きな動きを必要とするダンス等、身体的負荷が生じると思われる動作に関しましては差し控えさせていただいておりました。その後、通院を重ね、検診を進めた結果、2022年9月、遺伝性疾患『エーラス・ダンロス症候群(関節型)』との診断を受けるに至りました」と発表。回復については「医師からは現状、快方の見込みは低く、身体的負荷によっては進行も起こりうる疾患であるため、引き続き、身体に過度に負荷のかかる運動は控えること、とのお話をいただいております」とした。

 楠自身も「突然の発表にご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。病名がはっきりし、皆様にしっかりとした説明ができる事には安堵しましたが、まだ受け止めきれない状態であるのが正直な気持ちです。引き続き事務所の方々や周りの皆様に支えていただきながら、自分にできることで精一杯お仕事に向きあわせていただきますので、応援の程宜しくお願い致します」としている。

 また、これにより「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の優木せつ菜・中川菜々役を降板することも発表された。後任は現在選考中という。

 エーラス・ダンロス症候群は、皮膚や骨、血管、様々な臓器などを支持する結合組織が脆弱になる遺伝性疾患で、指定難病となっている。13の病型が挙げられており、楠木は関節型。すべての病型を合わせ5000人に1人の割合いで発病するという。

続きを表示

2022年11月1日のニュース