椎名林檎アルバムグッズ問題、販売元が再度謝罪 椎名本人の「参画・監修した制作物ではない」と強調

[ 2022年11月1日 23:12 ]

UNIVERSAL MUSIC STOREの公式ツイッターより(@UM_STORE_JP)

 歌手の椎名林檎(43)の新アルバム「百薬の長」の限定盤の購入特典グッズが「ヘルプマーク」に酷似していたことから、今月30日のアルバム発売予定が延期された問題で、販売元のユニバーサルミュージックは1日、公式サイト上で改めて謝罪。椎名本人が制作に関わっていないことを強調した。

 先月18日に続き2度目の謝罪文掲載となった同社は「改めまして、ヘルプマークをご利用の皆様、普及に努められている皆様へご不安・ご不快な思いを抱かせてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます」と再度お詫び。そして「当該商品は、ユニバーサル ミュージックが独自に企画立案し、制作、そして発売を弊社の責任・管理下のもと、進めていた作品となります。今回問題となった【UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤】の付属グッズは、椎名林檎本人が参画・監修した制作物ではありません。内容およびデザインについては、あくまで弊社が企画検討したものとなります」と今回のグッズ制作に椎名は関わっていないと説明した。

 「弊社はそのデザインを確定する過程において、法令の確認を含めた各種チェックが不十分でした。にも関わらず、その内容について問題要素を孕んでいないという誤った認識のもとで制作を進めていました。これがアーティスト自身の発案によるデザインであるという根拠のない噂を生んでしまったことで、椎名林檎のクリエイティビティや信念を傷つける事態を引き起こしてしまいました」と経緯を説明し、「椎名林檎氏、本作品に参加頂いたアーティスト、スタッフの方々、そして、ファンの皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と椎名本人に対しても謝罪。

 「今回の事態は、弊社のコンプライアンス/倫理認識の至らぬ結果であり、この事実を深く反省し、事態を引き起こした原因・責任を負うものとして認識しております」と続けた。

 最後に「本件に関しまして、多くの皆様からのご意見、そして日本赤十字社及び東京都福祉保健局からご指導を頂きましたことを重く受け止め、今後は制作物に対するチェック体制および社員向けのコンプライアンス/倫理教育についても改めて見直し、再発防止につとめてまいります」と結んでいる。

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2022年11月1日のニュース