北朝鮮国内でミサイル発射の報道なし、専門家は「完成の域に到達。技術の詳細を知られたくないから」

[ 2022年10月9日 12:10 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 拓殖大学大学院の武貞秀士客員教授が9日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にVTR出演。北朝鮮が同日午前2時前に東部の江原道文川付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したことに関連してコメントした。

 ミサイルは、いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下。日本政府は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の可能性を含めて分析している。北朝鮮は弾道ミサイルの発射を異例のペースで繰り返しており、巡航ミサイルを含めると今年25回目。4日には日本列島上空を通過させる形で発射した。挑発行為をエスカレートさせており、7回目の核実験を強行する懸念が強まっている。

 北朝鮮国内で今年5月以降、ミサイル発射についての報道がないことについて、武貞氏は「今、相当の、完成の域に到達していて、国際社会にその技術の詳細をあまり知られたくないということもあるんでしょうね。今回(4日)は(大気圏)再突入する技術の確認をしただろうと思います」と分析した。

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