円楽さんへ手向けの座布団10枚 春風亭昇太「これからもずっと番組を見守ってくれると」

[ 2022年10月9日 19:42 ]

春風亭昇太
Photo By スポニチ

 落語家の春風亭昇太(62)が、9日放送の日本テレビ系「笑点」(日曜後5・30)に大喜利の司会として出演し、9月30日に肺がんのため死去した落語家の六代目三遊亭円楽(享年72)に粋なプレゼントを贈る場面があった。

 この日は円楽さん追悼特集が放送され、大喜利最後のお題は、円楽さんに「○○してくれてありがとう!」と呼びかけるというものだった。生前の円楽さんにいじられながらもかわいがってもらっていた座布団運びの山田隆夫も挙手し、「円楽師匠が座布団をいっぱい取られて、僕にいっぱい出番を増やしてくれました。ありがとうございます!」と感謝を口にした。

 すると林家たい平が「急に手を挙げたので、これを機会にやめるのかと思った」と、円楽さんばりの毒舌で攻撃。山田がキレ気味で応戦すると、たい平は「円楽さんが一番喜んでましたよ、今のやりとりは」と想像を込めて笑った。それを聞いた昇太は、円楽さんに座布団2枚を進呈した。

 その後、円楽さんが披露していたドラマ「北の国から」のものまねを、たい平が昇太にむちゃぶり。たい平が「北の国からのものまねは(うまかった)」と振り返ると、昇太は「じゃあ、円楽師匠に座布団7枚、持ってきて!」と呼びかけた。

 円楽さんのところに最初から置かれていた1枚を加え、これで座布団が10枚に。会場から大きな拍手が沸き起こった。ところが、木久扇は「あれでしょう?お香典の代わりに」と毒舌で笑わせた。

 45年もの間、番組を支え続けた円楽さんへ、手向けの座布団10枚。昇太は「いつも笑点のことですとか、落語界全体のことをいつも考えてくれた師匠でした。これからもずっと、番組を見守ってくれると思います」と、円楽さんへの感謝を口にした。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月9日のニュース