川上千尋“NMB48版選抜総選挙”中間発表3位から逆転1位 、10年目で初センターに涙

[ 2022年3月27日 20:30 ]

“NMB48版総選挙”で1位に輝いた川上千尋
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 NMB48が27日、ロームシアター京都で「NAMBATTLE2~愛~」という、次の27枚目シングル曲の選抜メンバーを決める“NMB48版総選挙”を初開催した。

 1位で栄えあるセンターの座をつかんだのは10年目のベテラン川上千尋(23)。感激の涙で鼻をすすりながらも「皆さんの愛というボールが私の心のキャッチャーミットにストライクで入りました」と、大の野球好き、大の阪神ファンらしい表現で感謝した。

 投票期間は約1カ月。中間発表では3位だったが、2位の小嶋花梨(22)に3849票もの大差をつける、ただ1人の2万票超えで大逆転勝ち。1位が確定した瞬間から、手を口に当てて驚き、涙がこぼれた。

 小1から中2まで続けていたフィギュアスケートでは、「全関西フィギュアスケート選手権」で2位も取ったことがあるほどの実力。大阪では、阪神を応援するテレビバラエティーに出演するなど、多才だ。しかし、同期の渋谷凪咲(25)は、テレビのバラエティー番組のレギュラーが7本と大活躍中。その裏で、地道に実績と信頼を積み重ねてきていたタイプだった。

 「同期の凪咲や後輩たちが、どんどん上に行って活躍していく姿を見て、少し焦る日もあったり、どうしたら上に行けるのか、すごく悩む日々が最近は続いていました。でも、この投票イベントでは、誰でも1位を目指せたわけです。うまくいってきた私じゃないからこそ、(この1位で)みんなに示せることがあるのかな」と感慨深げにスピーチした。

 もちろん、初のセンター。「背負うものがどれだけ重いのか。(山本)彩さんや(白間)美瑠さん、今までのセンターの方々を見てきて重々承知ですが、10年間グループにいた私には、NMB48の愛がたくさん詰まっているので、今度のシングルは私に任せてください」と、涙ながらに頭を下げた。

 AKB48グループの国内の姉妹グループで、単独で“シングル選抜総選挙”を開催したのは初めて。会場の観客からは、かつてのAKB48選抜総選挙のような、どよめきや拍手がたくさん起こっていた。

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