NMB川上千尋 生涯アイドルへ思い「ずっと48グループでアイドルでいる子が出てきてもいい」

[ 2022年3月27日 21:23 ]

“NMB48版総選挙”で1位に輝いた川上千尋
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 NMB48が27日、ロームシアター京都で「NAMBATTLE2~愛~」という27枚目シングル曲の選抜メンバーを決める“NMB48版総選挙”を初開催した。1位に輝き、センターの座をつかんだ川上千尋(23)が、終演後に取材に応じた。

 ――「NAMBATTLE2~愛」1位おめでとうございます。
 「まさか1位になれるとは思っていませんでした。これからNMB48を背負っていけるような人になれるように頑張ります」

 ――どんなシングル曲がいいですか?
 「NMB48感のある曲になるとうれしいです。曲に合った物語性があるミュージックビデオを作って、選抜メンバーみんなの個性が出るといいなぁ」

 ――ジョーシン(上新電機)のCM出演メンバーを決める投票イベント「NAMBATTLE2~J~」でも勝利して、2冠です。
 「阪神ファンとしては、『阪神=ジョーシン』というイメージがあるので、(このCMに出演したいという)私の気持ちをずっと発信していました。それが皆さんに伝わって、ファンの方々以外にも応援して下さる方が出てきたのも自信を持てた期間でした。ジョーシンのCMを見ていただいて、喜んでいただけるような活動をしたいです」

 ――そんな大好きな阪神は、川上さんと正反対に開幕3連敗です。
 「でも、私が1位になったので、阪神も1位は間違いなしだと思います。これから上り調子でいきましょう。オープン戦も右肩上がりでいったので、シーズンもそうなると思います」

 ――アイドル活動10年で、心が折れそうだった瞬間は。
 「一番心がポキッってなったのは、(山本)彩さんの卒業シングル『僕だって泣いちゃうよ』に選抜メンバー入りできなかったことが、すごくキツかったです。その前のAKB48世界選抜総選挙(18年6月の第10回総選挙)では、速報(第65位)で名前を呼んでいただいて、当日は呼ばれませんでした。(最終結果はランク圏外の第113位)。淡い期待を抱いていたのが実現しなくて、心が折れた期間でした」

 ――1位のスピーチの冒頭では「皆さんの愛というボールが私の心のキャッチャーミットにズドンとストライクで入りました」と発言しました。
 「(ランクインで)名前を呼ばれるつもりだったので、スピーチは、自分なりの何かがあるといいんじゃないかと、考えていました。私のことで、皆さんに共通して伝わっているのは野球なので、パッと浮かびました。事前にスタッフさんに明かしたら“めっちゃおもしろいやん”って言っていただいたので、使いました」

 ――センターを勝ち取った瞬間は?
 「自分の名前が呼ばれるまで、(壇上の)後ろで見ていて、だんだん(ステージ上の)スタンドマイクへの道が長く感じて、見えてきて、「たどり着けるのかな」と思っていました。これからのことも、正直、不安もあるんですが、「センターを張る」と胸を張って言えるような活動をしたいです。ファンの中には、応援していた子がセンターじゃないのを悔しいと思っている方々もいらっしゃいます。そんな皆さんにも認めてもらえるように活動していきたいです」

 ――「生涯アイドル」を口にしたこともあります
 「『48グループは夢を見つける場所、通過点』と言われることもあるんですが、ずっと48グループでアイドルでいる子が出てきてもいいんじゃないかと思っています。10年目でセンターになれました。自分で言うのもですが、苦労してきた方なので、そういうことを伝えていけたらと思っています」

 ――この喜びは、ファン以外では誰に一番伝えたいですか?
 「お母さんです。10年間送り迎えをしていてくれて、家に帰ったら温かいごはんを用意してくれています。たくさん迷惑をかけてきたので、このセンターが恩返しになって、喜んでくれたらなって」

 ――同期の渋谷凪咲(5位)にも勝った
 「まだまだ勝てたとかは思っていなくて、むしろいつもNMB48を引っ張っていってもらってると思っています。この1位になったからこそ、私の仕事の幅も広がるはず。凪咲とはまた違う、得意な阪神やフィギュアスケートを生かして、NMB48に新しいファンを取り込む、入り口になれるように頑張りたいです]

 ――阪神は三連敗。ここからのキーマンは誰か?
 「私自身もベテランといわれていますが、糸井選手が活躍したらチームの士気も上がります。開幕でも本塁打を打って盛り上がりましたし、今年はすごく期待しています」

 ――新センターとして変えていきたいことはあるか?
 「NMB48は、全員がセンターで歌うコンサートもしたことがあります。そういうことが実現できるグループなので、ほかのメンバーたちも、これからどんどん私の座を狙いに来てほしいです。私がなったからこそ、(みんなの)気持ちを(積極的に)変えられるんじゃないかなと思っています」

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2022年3月27日のニュース