井上公造氏　最後の「クギズケ！」出演　記憶に残る芸能3大ニュースとは？

井上公造氏
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　3月いっぱいで芸能取材の一線から退く芸能リポーターの井上公造氏（65）が、27日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ！」（日曜前11・40）に最後のレギュラー出演を果たした。

　上沼恵美子がMCを務める「ウラネタ芸能ワイド　週刊えみぃSHOW」から、23年にわたり上沼の番組に出演。芸能ネタのご意見番として活躍した。上沼は「テレビをおやめになるということで、昨日からずっと悲しんでいる」と打ち明けた。

　井上氏は「最後なんで何しゃべってもいいですよね？あとは番組が全部、責任を取ってくれるんでしょ？」と笑わせ、「楽しくいきたいと思います」と意気込んだ。妻も番組を見学に訪れたという。一方、スタジオのセットはこの日から一新され、上沼は「井上さんが去って行くっていったらセットが新しくなってきれいになるって、気分悪いですね～」と毒舌で笑わせた。

　番組の最後には、井上氏が記憶に残る3大芸能ニュースとして、「ビートたけしバイク事故」「宮沢りえ、貴乃花婚約解消」「島田紳助さんの芸能界引退」を挙げた。たけしの事故では、夜中にたたき起こされて取材に向かったそうで、「血の跡がすごく残ってまして」と痛々しい現場を振り返った。

　さらに周辺取材で、たけしの容体なども分かったという。「厳しい状況で、運ばれて来た時に顔がぐちゃぐちゃになっていて分からないので、免許証を見て『北野武』って名前が分かった瞬間に、病院のお医者さんたちが騒ぎ出したそうです。『たけしさんだ。大変だ』と。その夜中にいろんな病院に電話して、医療のスペシャリストを呼んで緊急手術をやっているんです」と明かし、出演者たちを驚かせた。

　エンディングでは、上沼から激励の言葉が送られた。「芸能ニュースが華やかなりしころから、ずっとやってこられて。『芸能リポーターに追われるのが嫌だわ』ということを言うタレントさんとか芸能人が多い中で、井上公造さんだけだと思うんですよ。タレントさんからの信頼をちゃんと得ていたの」と称賛。自身が持っていたハワイの別荘に、最も多く訪れたのが井上氏だったといい、「高いワインを持って来てくれるの！何十万もするワインを持って来て…主人がガボガボ飲むのよ」と笑わせた。

　井上氏は今後、自身が好きなハワイに関連する事業に携わることを明かしている。高田純次から「暇だったら来週もいらして下さい」と呼びかけられ、笑顔で応じていた。