小原ブラス ロシアの「リアル」伝える 国民は「戦争、賛成じゃなく単純に無関心」「信じたくない」

[ 2022年3月27日 11:01 ]

小原ブラスインスタグラム(@kobara.vlas)より
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 ロシア生まれ、関西育ちのタレントでユーチューバーの小原ブラス(29)が27日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。ロシアの「リアル」を伝えた。

 ウクライナへの侵攻を続けるロシアについて「最近のロシアでは、本当に真逆のことが報じられている。ロシアがウクライナを助けているんだと。ウクライナ軍がウクライナの民間人を殺していると。避難民にもインタビューしているんですけど、ウクライナにひどいことされていると答えている」とした。

 戦争の目的や大義についての国内世論は「疑問に思っている人は反対していて、反対の声を挙げようとしている人はいるけど、今メディアで報じられていることを見た時に両方の面が見える。自分たちがこれまで育ってきた国が悪いことをしているという面と良いことをしているという面を受け入れるのは、どっちが簡単かということで。多くの人は信じたくないんですよ」と現実から目を逸らしている状況があると指摘。

 「国民が政治に関心を持たないというのは、ずっと昔からロシア王政の時代からなかなか国民が政治に参加できない状態だったので国民がリーダーを選ぶっていう感覚がロシア人にあまりないと思う。プーチンだけが、とか側近もいるんだけどということを無視し続けてきたり、興味示さなかったロシア国民もいるということ」と現実的な側面を指摘。「大きい国なので、たとえばハバロフスクからモスクワまで電車で7日かかる。政治がある意味外国のように感じ取ってる人もいると思う。賛成してるじゃなくて、単純に無関心なんだと思う」とした。

 政府のプロパガンダについては「ロシア国内では普通にお笑いの番組もドラマもある。プーチンのモノマネタレントもいる。昔はドッキリとかもあった。プーチンいじりみたいなことは全然やってますね」とメディアは通常営業である一方「反米感情は強くある。ソ連時代から反米の教育を受けてきている。ソ連崩壊まで生きていた人たちはなんでも反米につなげたい。それで若い人とそうじゃない層と分かれる。ゴルバチョフは裏切り者だと思ってる人も多い。そういう人からしたら、ソ連崩壊後に新興財閥ができて、それも外国勢力だったっていうのもあるので。ロシアが搾取されると。それを倒したのがプーチン。威厳を戻してくれたと、支持している人は思っていると思う」と分析した。

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2022年3月27日のニュース