武井壮が語るアスリート論「どんな時でも戦って自分の成長を獲得するのが仕事」

[ 2021年7月18日 20:31 ]

武井壮
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 タレントで元陸上競技十種競技の日本王者・武井壮(48)が18日、ニッポン放送「坂本梨紗のヘルシー・メルシー!」(日曜後7・00)に出演。開幕が迫る東京五輪への思いを口にした。

 武井は小さい頃から五輪選手の活躍に胸を躍らせてきたと明かし、「スポーツでいただいたものが人生の柱になってるし、それがお仕事にもなってる。オリンピックが自分が生まれ育った東京で行われ、一生素晴らしい思い出だったと話せる名シーンがたくさん生まれるんだなと思うと、うれしい気持ちが大きい」と開幕を心待ちにした。

 先が見えない中で練習を続けたアスリートに対し、世間からは同情の声が挙がっているが、武井はアスリートの立場で持論を展開。「コロナがあろうとなかろうと、練習したから勝てるわけではないですから。結局、試合の時に初めて自分が一番努力できたのか、2番目だったのか、3番目だったのかが分かるので、結局試合まではずっと不安なまま練習する。正直、あまり変わらないと僕は思ってる」と語った。

 さらに「大会があると、それを評価できる回数が増えるだけで、なければないで自分の能力を成長させることにフォーカスできる。むしろ試合があると調整したり、運動量を下げて疲労を抑えたりしないといけないから、成長曲線はちょっとなだらかになる。でも、試合がないとトレーニングできるので、今足りない技術だったり、今足りない体力を積み重ねることに集中できる」と続けて、試合がないことは必ずしもマイナスにはならないと分析。

 その上で「どんな時でも戦って、自分の成長を獲得するのがアスリートの仕事」とコメント。コロナ禍で練習が大変であっても「大変なところを頑張る、『大丈夫』って言えるのが僕らの仕事。いろんな思いがあると思いますけど、それを打ち破るプロですので。大丈夫だと思います」と話した。

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