豊川悦司「トヨエツ」の愛称が「嫌だった」 映画界巨匠の言動が転機に

[ 2021年7月18日 16:20 ]

俳優の豊川悦司
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 俳優、豊川悦司(59)が18日放送のTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・00)にゲスト出演し、「トヨエツ」の愛称に葛藤した過去を告白。あわせて、受け入れるようになった出来事も紹介した。

 番組パーソナリティーの爆笑問題・田中裕二(56)が、豊川が「トヨエツ」と呼ばれ、アイドル的人気を誇っていたと話した。豊川は「最初にトヨエツって言われたときは嫌だったかな、正直」と吐露し、「新聞とかにトヨエツって書くんだったら、普通に豊川悦司って(同じ)4文字なんだから書いてくれよって、すごく思うんですよ」と、戸惑いがあったことを打ち明けた。

 考えが変わるキッカケとなったのが、2008年に亡くなった映画監督・市川崑さん(享年92)との出会いだったという。市川さんがメガホンを執った映画「八つ墓村」(1996年公開)に金田一耕助役で主演した豊川は撮影時を回顧。「市川さんは僕のことを知らない訳で。『トヨエツくん、トヨエツくん』って現場とかで。それは多分、僕に気を遣ってそういう言い方してくれて」と推測した。

 市川さんのコミュニケーションは、自身との距離を縮めるための気遣いだったと分析し、「そういうのが、だんだん分かってきて。そうか、そうかっていう」と、しみじみ。「トヨエツ」に対して違和感を覚えることに、「ちょっと俺が、小さいのかな」と感じるようになったそうだ。「それくらいから、いろんなことを受け入れられるようになったというか、そういうのはありますね」と話していた。

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2021年7月18日のニュース