爆問・太田 IOCバッハ会長を擁護「批判するなら日本政府」菅首相は「だんまり男爵だよ」

[ 2021年7月18日 13:58 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が18日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。新型コロナウイルス禍での開催となる東京五輪に合わせて来日中の国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長(67=ドイツ)について言及した。

 バッハ会長は13日の組織委を訪問した際には、全ての人々にとって安全な大会開催への意欲を示す際に、日本人と中国人を言い間違え「チャイニーズピープル」と口に。慌てて「ジャパニーズピープル」と言い直す一幕があった。14日には菅義偉首相に新型コロナウイルス感染状況が改善した場合は観客入りを検討してほしいと伝えていたことも明らかになった。16日には反対意見が渦巻く中で被爆地の広島を訪問。東京都などに緊急事態宣言が再発令されており、五輪開催も含めて“強行訪問”には批判の声が多く挙がっている。この日夜には東京・赤坂の迎賓館で40人程度が出席する歓迎会が開かれることになっている。

 歓迎会について太田は「(なぜやるかを)説明してないのは、日本側だよね。バッハさんは歓迎される側なんだから。バッハ会長に批判がいくのは、俺はちょっと違う気がするけどね」と話した。広島訪問に関しても「バッハさんはドイツ人ですよ。あたかも連合国側の人間がという風に捉える感じがあるけれども、ドイツの人たちは日本と同じように敗戦国で、戦争を後悔し、反省もし、そういう人であるのは確か。コロナ禍の中直接行くのはどうかという批判はあるにしろ、バッハさんが平和を望むために広島を訪れたという気持ちはこれは批判されることじゃない」と強調した。

 「妙にバッハさんをかばうと思われがちなんですけど」としながらも、「要は批判するなら日本政府だということを言いたいわけですよ。バッハさんを招いて、歓迎会をやろうとしているのは日本ですよ。日本がやりたいと言ってオリンピックを始めて、安倍さんが延期して下さいと言って1年延期して、菅さんがまたやろうって言って。小池さんもやろうって言ってやっているわけで。なんでそれをバッハさんのせいにするのか」と断言した。

 「日本は植民地じゃねえぞって言うけど、それこそ植民地根性と言うか、被害者根性。我々は欧米人には敵わないんじゃないかってそういう意識があったけど、そういうことをやってると、若い子たちもそういうことを言い出しちゃうのは受け継ぎたくないなと言う気が凄くするんだけど」と力説。「何で菅さんは黙っているんだよ。あれは『だんまり男爵』だよ」と憤った。

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2021年7月18日のニュース