上沼恵美子「えみちゃんねる」電撃終了の真相告白「局が失礼、腹立って」

[ 2021年7月7日 05:30 ]

「キネマの神様」の舞台あいさつに登場した上沼恵美子(左)と山田洋次監督(撮影・後藤 大輝)
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 タレントの上沼恵美子(66)が6日、大阪府豊中市で、映画「キネマの神様」の公開を8月6日に控える山田洋次監督(89)とトークショーを行った。山田氏の生まれ故郷の同市内で、今作の先行上映会を開催。ゲスト出席した上沼は山田氏の大ファンで、「尊敬する山田監督に会えてうれしい」と少女のように喜んだ。

 上沼はこの日を迎えられた喜びを「昨年の7月、死ななくてよかった」と冗談交じりに表現した。昨年7月とは、25年続いた関西ローカルの人気番組「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)が突然終了した時のこと。キングコング・梶原雄太(40)の番組降板が発端となった騒動で、スポニチ本紙は終了の理由を「上沼が局側の対応に逆ギレして降板を申し出たため」と報道。上沼は当時、ラジオ番組でこれを否定した。

 だがこの日の壇上で、本当の理由を初めて告白。「終わり方が、ものすごく失礼な局の対応だった。それが腹立って。終わる時は(改編期の)9月までやらないとアカンのですけど、やったらへんかった」とぶちまけ、本紙報道を認めた。

 「昨年7月は消えたいと思った。生きてて良かった。監督にお目にかかれて」とスッキリした表情。山田氏は苦笑しつつも、その愛を受け止め「上沼さんが来てくれてビックリした。うれしい」と感謝を伝えた。

 上沼は10代の時に「男はつらいよ」に魅せられ、山田作品のファンになった。映画版全48作を観賞しており「私の体は“男はつらいよ”でできております」と豪語した。「私が50年やってこられたのは、寅さんの出演依頼があるんじゃないかと待ってたから」と言うほど。95年公開の「男はつらいよ 寅次郎紅の花」に出演した夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の名前を挙げると、「宮川花子さんじゃなく、私でしょう」と笑わせた。

 山田作品の魅力を「ポッと心に灯がともって、あったかくなる」と語った上沼。試写した今作についても「ジーンときた」と絶賛した。最後は山田氏が上沼の肩に右手をかけて2ショット写真を撮影。「私、明日死んでもいい」と昇天しそうな喜びようだった。

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2021年7月7日のニュース