TBS 五輪開催批判ある中での中継に見解 世論による編成への影響「特にありません」

[ 2021年7月7日 16:00 ]

TBS社屋
Photo By スポニチ

 TBSは7日、新型コロナウイルス拡大の影響で社長定例会見を中止したことを受けて、報道各社の質問状に文書で回答。同局の東京五輪への対応について見解を示した。

 同局では、開催へ否定的な世論もある中で、競技中継や関連番組も多数放送することになる。このことについて「東京オリンピック・パラリンピックの開催については、国民の間で様々な意見があることから、報道機関として、できる限り多くの角度から論点を明らかにしながら、感染対策などの状況について詳しく報じております」と報道機関としての立場を説明。そのうえで「五輪競技についても、国民の大きな関心事項ですので、中継や番組を通じて、選手たちの活躍を余すところなく伝えられるよう、しっかりと準備を進めていきたいと考えています」とした。

 そういった世論が同局の番組編成に影響を与えることはあるか?との問いには「特に影響はありません」とした。

 同局では、同局の安住紳一郎アナウンサー(47)がキャスターを務めることが発表されている。民放で最初の中継枠となる、なでしこジャパン注目の初戦「サッカー女子予選第1戦 日本 vs カナダ」を放送するほか、「柔道混合団体」の決勝や、日本競泳界のエース・瀬戸大也選手形出場予定の「競泳男子200m個人メドレー」の決勝、北京大会以来3大会ぶりの復活となる「野球」の決勝トーナメントなどの中継を予定。直前まで決まらない状況ではあるが「予定通り、準備は進めております」とし、影響はないという。

 また都主催のパブリックビューイングがすべて中止となったことに関する影響については「大きな影響はないと考えております。よく多くの方に楽しんでいただけるような放送を目指しています」とした。

続きを表示

2021年7月7日のニュース