映画監督のリチャード・ドナー氏死去 91歳「リーサル・ウェポン」など手掛ける

[ 2021年7月7日 05:30 ]

死去した映画監督のリチャード・ドナー氏(AP)
Photo By AP

 「スーパーマン」や「リーサル・ウェポン」シリーズなど数々の人気作品を手掛けた米映画監督リチャード・ドナーさんが5日、ロサンゼルスで死去した。91歳だった。死因は明かされていない。米メディアが伝えた。

 1930年、ニューヨーク・ブロンクス生まれ。ニューヨーク大で舞台芸術などを学んだ後、俳優やテレビの番組制作を経て、映画監督として活躍。76年の「オーメン」で高評価を受けた。代表作には「グーニーズ」(85年)などがある。93年には妻と会社を立ち上げ、「X―MEN」シリーズなどをプロデュース。携わった作品の興行収入は計10億ドル(約1100億円)超に上るとされる。「SFX」と言われた特殊撮影を早くから活用。「グーニーズ」で製作総指揮を務めたスティーブン・スピルバーグ監督(74)の黄金期を支えた。

 スピルバーグ監督は「多くの分野で才能があった。逝ってしまったことが信じられない」と声明。「リーサル・ウェポン」の主演など多くの作品を共にしたメル・ギブソン(65)は「自分の知っていることを惜しみなく与えてくださりました」とコメントした。

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2021年7月7日のニュース