宝塚月組トップ・珠城りょうのサヨナラ公演開幕 戦火に散る楠木正行を熱演!!

[ 2021年5月15日 16:58 ]

宝塚大劇場でサヨナラ公演「桜嵐記/Dream Chaser」をスタートさせた(左から)月組トップスター珠城りょう、美園さくら
Photo By スポニチ

 8月15日の東京公演千秋楽で宝塚歌劇団を退団する月組トップスター珠城りょう、トップ娘役・美園さくらのサヨナラ公演「桜嵐記/Dream Chaser」が15日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 「桜嵐記」は南北朝の動乱期を舞台に、はかなくも戦火に散った楠木正行(まさつら)を描いた日本物。その姿に宝塚を去っていく珠城が重なった。さらにショー「Dream…」では、得意とするスーツ姿にソフト帽で情熱的なタンゴを披露。客席のため息を誘った。

 前日14日に行われた舞台げいこでは、コロナ禍を念頭においてか珠城が「ご覧頂くお客様に、希望を持って頂けるような公演にできるよう頑張りたい」などとあいさつ。続けて「私を含め9名の退団者、2名組替えする者がおります。“今”の月組をしっかり覚えておいてくれたらうれしいなあ、と思います」と訴え、細心の注意を払って進行したスタッフに感謝した。

 公演は6月21日まで。東京宝塚劇場は7月10日~8月15日。
 

続きを表示

2021年5月15日のニュース