坂上忍 五輪めぐる政府、都のやりとりにポツリ「かみ合うわけがない」

[ 2021年4月29日 14:38 ]

坂上忍
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 タレントの坂上忍(53)が29日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演し、東京五輪・パラリンピック開催をめぐる東京都の小池百合子知事(68)と丸川珠代五輪相(50)とのやりとりについて私見を語った。

 丸川五輪相は27日、閣議後の会見で、大会での医療体制について「東京都が主催者であり、医療の現場を預かっている。責任をどう果たすのか、明確な発信なり方向性なりを示して頂かないとどう支援していいのか非常に戸惑っている」と都に不満を示した。これに対し小池知事は「実務的には詰めている」、「これは連係しながらやっていくこと」などと返答。28日の5者協議後にも、丸川五輪相が「ワクチン接種やコロナ対応の医療から医療関係社を大会が取ってしまうのではないかという懸念が生じていることを伝えた」と述べていた。

 両者のかみ合っていない様子が浮き彫りになっている現状に、坂上は「相変わらず政治家の皆さんは、足の引っ張り合いとか、罪のなすり付け合いが好きなんだな、という気がしますけどね」とつぶやいた。

 さらに、政府と都の新型コロナ専門家に対する姿勢について、「東京都のアドバイザリーボードは(都に)前々から厳しめに言ってたけど、(政府の)分科会も、政府に忖度しないで思ったことをはっきり言うんだという姿勢になってきているじゃないですか?」とコメント。「小池さんは専門家の話に結構、寄り添いながらやってきたということは僕は感じている。ただ、政府はいつもの通り、“総合的な判断”だから、何でも。分科会がいくら提言しようが、政府は自分たちの都合のいいように解釈して、『こっちで行きたいんだ』ってやっちゃうから、東京都とかみ合うわけがない」と指摘した。

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2021年4月29日のニュース