舘ひろし「映画作りの灯は消さない」 4・1個人事務所「舘プロ」立ち上げ

[ 2021年3月18日 05:30 ]

個人事務所のロゴを背に笑顔を見せる舘ひろし(撮影・会津 智海)
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 俳優の舘ひろし(70)が4月から個人事務所でスタートを切る。38年所属した石原プロモーションが1月16日に解散したため、船出が注目されていた。「株式会社舘プロ」を4月1日付で設立。舘は取材に「大仰なものではなくてもいいから、映画作りの灯は消さないようにしたい。いろいろ考えたけれど、映画作りをしていくためには自分の事務所を持った方がいいと思った」と決意を語った。石原プロ時代のマネジャー、広報担当者を含めた4人のスタッフが舘の活動をサポートする。

 守り抜くのは石原裕次郎さん、渡哲也さんの遺志だ。石原プロは裕次郎さんが理想の映画作りを目指して設立。「黒部の太陽」や「栄光への5000キロ」などのヒット作を世に送り出したものの、興行の失敗で多額の借金を背負い「当時はより資金を稼げるとされた」(テレビ関係者)ドラマにシフトした。裕次郎さん亡き後に社長を継いだ渡さんも映画製作は常に念頭にあったが「責任感の強かった渡さんが裕次郎さんの名を汚さず、スタッフを困らせることがないものを慎重に探して結果実現しなかった」(石原プロ関係者)。

 そんな2人の姿を見てきた舘は「舘プロ」のロゴに自身のシルエットとともに「HOUSE OF PICTURES」の文字を入れ、映画への強い思いを表現。プランはすでに進み、舘が気に入った企画で今秋の撮影を目指しているという。

 舘の俳優としての初仕事は5月に撮影する主演ドラマの予定。だが「最初に決めたのはおはぎの発注先」。石原プロといえばおはぎといわれたほど、手土産や撮影現場への差し入れに大量に配ったことで知られた。舘自身、自他共に認めるあんこ好きだが、それ以上に「雰囲気として石原プロの匂いをさせたい」という気持ちがあった。試食を重ね、人気食品メーカー「柿安本店」のものを選んで早速関係各所に配った。

 今後、石原まき子夫人や渡さんの墓前に新事務所設立を報告する。「若手の発掘や育成もしていきたいし、女の子を入れてもいいのかなと思っている」。古希のダンディーが新たな一歩を踏み出す。

 ◆舘ひろし(たち・ひろし)1950年(昭25)3月31日生まれ、愛知県出身の70歳。76年、映画「暴力教室」で俳優デビュー。82年のドラマ「西部警察」出演を機に石原プロに入社。86年スタートのドラマ「あぶない刑事」は、映画7本が製作される人気シリーズとなった。18年「終わった人」でモントリオール世界映画祭の最優秀男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。1メートル79。血液型A。

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