東ちづる 2月に早期胃がん手術も全快アピール 断酒、生活改善で「今はめちゃくちゃ健康です」

[ 2021年3月18日 15:21 ]

胃がんの手術を受けたことを明らかにした東ちづる
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 女優の東ちづる(60)が18日、都内で会見し、2月に早期の胃がんの手術を受けていたことを公表した。

 昨年11月末に胃痛などの症状で病院に行き、胃潰瘍からの出血と診断され、1週間ほど入院した。この時に受けた精密検査により、12月初旬に早期の胃がんが発見された。今年1月下旬の手術予定が新型コロナの影響で延期となり、2月3日に内視鏡による手術を受けた。無事に成功し、13日に退院。すぐに仕事復帰した。

 胃潰瘍になった時期は自身が演出、出演する舞台「月夜のからくりハウス」の仕事に加え、東京五輪・パラリンピックの公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」のひとつで、世界に映像配信される「MAZEKOZEアイランドツアー」(8月22日~9月末配信)のオファーを受け、自分の中でやることを決断した時期だった。多忙だったため、胃の痛みも神経性のものと思い込んでいたという。だが、その時に「五輪まで酒をやめる」と決めて断酒したにもかかわらず調子が悪いため、病院に行ったことが、早期発見につながる形となった。

 29年前から医療ボランティアの活動をしているため、胃がんに対する知識もあり、大きな驚きはなかった。「活動をしてなかったら、まさか自分が、と思ったと思います」。宣告時は「えっ、とか、ショックとか、泣くこともなかった。早期の胃がんだから取れるよねって」と冷静に受け止め、「この段階で見つけてもらって感謝しかありません」と医師に伝えたという。手術も内視鏡のため「手術室にも入っていない。寝て、起きたら、“もう取れましたよ”って」と明かし、大きな苦労はなかったという。

 病気になったことでライフスタイルを改めた。断酒のほか、以前より早く寝るようになった。ジムやピラティスで体を動かし、朝は野菜たっぷりのスムージーを飲んでいるという。「還暦でもう体は変わらないと諦めていたけど、変わるんですね」と変化を実感しており、「病気が分かる以前よりも、今はめちゃくちゃ健康です」と笑顔を見せた。転移はなく、今後は定期的に検診を受ける予定。

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2021年3月18日のニュース