小坂健氏 緊急事態宣言は「1回解除してまん防を使うなりそれなりの対策を」

[ 2021年3月18日 14:15 ]

TBS社屋
Photo By スポニチ

 元国立感染研究所主任研究官で厚生労働省クラスター対策班メンバーの東北大大学院・小坂健教授が18日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。政府が同日夕、東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏1都3県に発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言を21日の期限で解除すると決定することに言及した。

 西村康稔経済再生担当相は18日朝の専門家らによる諮問委員会で解除方針を説明。新規感染者の再拡大を防ぐため「必要な感染対策を継続していく」と述べ、了承された。菅義偉首相は衆参両院の議院運営委員会に報告し、午後5時半に対策本部を開いて正式決定。午後7時ごろ記者会見し、判断理由や今後の政府対応を説明する。

 小坂氏は、現在の感染状況について「3月という時期は人の移動もありますし油断をするとあっという間に感染が広がるだろう」とした上で、緊急事態宣言について「ただ宣言解除に関しては延長したとしても収まっていかない場合にどうするのかということがあるので、1回解除してまん防(まん延防止等重点措置)を使うなりそれなりの対策をきちっと取っていくということが、もう1回緊急事態宣言を出すという手段を得るということになりますから、解除しかないと思っています」と自身の考えを話した。

続きを表示

2021年3月18日のニュース