橋下徹氏 “会食接待”山田内閣広報官の答弁に「情報把握をしていない政府ならかえって恥ずかしい」

[ 2021年2月26日 16:08 ]

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が26日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)にリモートで生出演し、菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題について言及した。

 25日には、山田真貴子内閣広報官が衆院予算委に参考人として出席。総務審議官だった19年11月、正剛氏らが出席する食事会に参加し、7万4203円分の会食接待を受けたことを追及された。会食時に正剛氏の存在を認識していたかについて、総務省を通じた回答では「菅首相の長男と会食した明確な記憶はない」としていたが、答弁では「会食していた時点では認識していたのかなと思います」と認めた。「当日は名刺交換もなかったと思います。それから(席が)横並びだったと思うので、お話もしておりません。そういう意味で、大変恐縮ですけれど、私自身、その場でどういう方がいらっしゃったかにわかに思い出せなかった」と釈明した。

 山田氏の答弁について橋下氏は「知事、首長の経験で言えば、確実に山田さんをはじめ菅さんの長男の存在は知っていると思います」と指摘。「どこかの民間業者と会う時には、必ず役所の方が『誰々のこういう関係のこういう人が入っています』とか、『こういう役職のこういう関係の人が入ってます』ってことを必ず言ってくれます」と説明した。

 今回の件も、正剛氏の存在は山田氏の耳に入っていたと推測。「政府は必ず情報を把握しているはずです。情報把握をしていない政府だったらかえって恥ずかしい。日本政府ってそんな情報収集能力がないのか?というふうに思っちゃいます」と問題視した。

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2021年2月26日のニュース