フラワーアーティスト転身の元テレ朝アナ前田有紀さん「好きなことを仕事に」コロナ禍もアイデアで乗り切る

[ 2021年2月26日 20:05 ]

元テレビ朝日アナウンサーの前田有紀さん(2011年撮影)
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 元テレビ朝日アナウンサーの前田有紀さん(40)が、26日放送のTBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)にVTR出演。現在はフラワーアーティストに転身し「本当に楽しい」と明かした。

 番組では「転身ヒロインSP」と題し、芸能界などから転身した女性たちを特集した。前田さんは10年務めたテレビ朝日で、人気アナとして多忙な日々を過ごした。「夜遅くまで仕事したりとか、夜中に出社したり、不規則なテレビ局の仕事の中で、どこか毎日せわしなくて、暮らしをあまり大事にできなかった」。そんな激務の中、疲れた心を癒やしてくれた花の素晴らしさに気付いたという。

 アナ時代はサッカー番組「やべっちFC」を担当。「サッカー番組をやっていたので、アスリートに会う機会も多くて、マイクを向けると好きなことを仕事にしている人って本当に目が輝いていたんです。私も好きなことを仕事にしたらどれだ人生が変わるだろう、と」。熟慮の末に13年3月で退社すると、すぐ英国へ「花留学」に出かけた。

 帰国後には都内の生花店で3年修業。店内では映画祭やライブを開催したり、カフェとコラボするなど、持ち前の企画力、実行力を発揮した。現在では3人の従業員とともに、店舗の軒先にスペースを借りて営業する移動生花店を営んでいる。

 サブスク(定額制)で花の販売を行うなど、コロナ禍もアイデアで乗り切ろうと奮闘している。枯れた花が廃棄されてしまう「花ロス問題」にも取り組み、廃棄予定だった花をディスプレーしたイベントを開催して話題になった。電鉄会社や下着メーカーともコラボするなど、生花店の概念を覆す活動をしている。

 現在は2人の男の子の母だが、早朝5時には仕入れのため、次男を抱いて市場へ向かうことも。多忙な日々には変わらないが、「好きなことを仕事にしながらアイデアを形にしていけるのが本当に楽しいです」と目を輝かせていた。

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2021年2月26日のニュース