海老蔵 自身の子育て論は「本当に必要なものは何なのかトークを10分くらいする」

[ 2021年2月26日 12:04 ]

市川海老蔵
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)が26日、TBSの情報番組「グッとラック!」(月~金前8・00)に生出演し、子育てについて言及した。

 番組では、将来性差別につながる可能性がある親が何気なくやってしまうことなどをまとめた本を紹介。この本では、男児の女児に対してのいたずらに対して親が「男の子は好きな女の子にいたずらしちゃうのよね」と強く怒らないことは良くないとし、その理由は、好意を持った相手への嫌がらせを少しでも肯定してしまうと、好きなら少しくらい嫌な思いをさせてもよいと思ってしまう可能性がある、としているという。

 海老蔵は、MCの同局・国山ハセン・アナウンサー(30)から「ジェンダー平等の子育て論ということなんですけど、男の子を育てていると思うんですが」と聞かれ、「ジェンダーと男の子を育てるって別なような感じがする。どっちの話をするんですか」と逆質問。両方答えてほしいと言われ「この本を拝見してると極論なんだろうなと。普通の日常生活で何もできなくなるぞというような危機感を持ちながら拝見していた」と自身の受け止めを述べた。

 そして、長女・市川ぼたん(9)、長男・堀越勸玄(7)を育てている自身について「娘も息子も役者として育てている。歌舞伎の伝統文化的にいうと本来は男の子を育てないといけないみたいなところがあるんですが、僕はどちらかというと平等派、推進派なんですね。ですからこうやって娘の麗禾にも襲名をさせますし、せがれにも歌舞伎の世界に出てもらいたい。ということが僕の考え方」と説明。「子育てに関して言うと、私が父や母から男らしく育てられた記憶がないんですよ。ですから、そういう教育をすることによって次の世代、ジェネレーションが差別を覚えてしまって育つってことに関してはすごく賛同できて、ですから気を付けなくてはいけないなと。でも今のこの本の内容はかなり過度だなということを個人的に感じた」と話した。

 また、この日の朝の出来事として「学校行く前に、日本の今後、例えば地球の人口がどうなっていくかという話をして、今学校で教わっていることも大事だけど本当に必要なものは何なのかトークを10分くらいするんですよ。それを2人が理解してくれてから、いってらっしゃいって落としてからこの番組におじゃましています」と話し、「コミニュケーションをしっかりとることが子育てって1番大事。なんかルーティンになるじゃないですか、いつも気にしなくなるじゃないですか、これが1番問題なんじゃないかって。親は1日10分でも15分でもちゃんと対面してしゃべるってことを僕は大事にしている」と強調した。

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2021年2月26日のニュース