志らく ジェンダー平等の子育て「差別することは悪いことなんだけれど」それよりもっと大事なこと

[ 2021年2月26日 11:24 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(57)が26日、MCを務めるTBSの情報番組「グッとラック!」(月~金前8・00)に出演。ジェンダー平等の子育てについてコメントした。

 番組では、将来性差別につながる可能性がある親が何気なくやってしまうことなどをまとめた本を紹介。この本では、男児の女児に対してのいたずらに対して親が「男の子は好きな女の子にいたずらしちゃうのよね」と強く怒らないことは良くないとし、その理由は、好意を持った相手への嫌がらせを少しでも肯定してしまうと、好きなら少しくらい嫌な思いをさせてもよいと思ってしまう可能性がある、としているという。

 志らくは、「全部読んだわけじゃないけど、この本に書かれていることはおそらく正しいんだと思います」としつつ、「ただ世の中って、正しいことが全部正解かっていうと、そうではなくて男の子に“お前、男だから泣くんじゃない”ってこれを否定されたらね。これはやり方なんですよ。自分は娘だからまた別なんだけれども“女の子は女の子らしくかわいらしく”ってこれ1つも悪いことだと私は思わない。差別することは悪いことなんだけれど、それよりもっと大事なことは優しい人に育てる。優しい人っていうのは、相手を思いやる。この相手を思いやるっていう気落ちがちゃんとあれば差別はしなくなる。どっかでしたとしてもその時に反省するし、これはいけないことだって学ぶことができる」と自身の考えを述べた。

 そして「(子育ては)本を見ながら誰か先生の言ってることを守りながらやるもんじゃないです。親も学びながらとにかく愛情をかけてよりよい人間に育てようとするのが大事。こんな本って言っちゃ申し訳ないけどね」と強調した。

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2021年2月26日のニュース