桂三四郎が優勝「一門で暗いニュースが続いていたので、何とか…」 上方落語若手噺家グランプリ決勝

[ 2021年2月19日 21:23 ]

「第6回上方落語若手噺家グランプリ」で優勝した桂三四郎(左から3人目)。他は(左から)笑福亭仁智会長、準優勝の桂三実と寺田千代乃名誉会長(右端)
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 「第6回上方落語若手噺家グランプリ決勝戦」が19日、天満天神繁昌亭(大阪市北区)で開かれ、「扇の的」を演じた桂三四郎(38)が優勝した。準優勝は桂三実(27)。

 一昨年まで6月に決勝戦を開催していたが、新型コロナ渦で昨年の開催は延期。12月に予選を開き、9人が決勝に進んだ。三四郎は04年に六代桂文枝(77)に弟子入り。過去6年連続で決勝に進出していたが「毎年悔しい思いをしてきた」と一歩及ばなかった。

 1月には師匠である文枝の母、妻が相次いで亡くなっており「最近は一門で暗いニュースが続いていたので、何とか明るいニュースを届けたかった」とホッとした顔。準優勝は弟弟子の三実。「ワンツーフィニッシュでと言っていたので、結果に結びついてよかった」と語った。

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2021年2月19日のニュース