TKO木下 “ペットボトル事件”から収入ほぼゼロ…動画低評価39万件に「娘もバッド押してる」

[ 2021年2月19日 15:05 ]

TKOの木下隆行
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 お笑いコンビ「TKO」木下隆行(49)が、18日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(木曜深夜0・12)に出演し、人生転落のきっかけとなった「ペットボトル投げつけ事件」を自身の口から語った。

 所属事務所の先輩の結婚祝いパーティーで幹事を務めた木下は、参加者から合計8万円の会費を集金。ところが、先輩が費用を出してくれたため8万円が浮いてしまい、参加者で作ったグループLINEで、よき使い道を話し合っていたという。

 ところが、ある日のライブでお笑いコンビ「オジンオズボーン」篠宮暁(38)に「くすねたんじゃないですか?ちょろまかしたんじゃないですか?返して下さいよ」といじられて激高してしまったという。「僕の弱い、小さいところだけど、犯罪者(扱い)というか、お金のことやったんで、『何を言うてるの?』と腹が立ってしまった」。楽屋に戻っても怒りは収まらず、篠宮に向けペットボトルを投げつけ、劇場を後にしたという。

 その後、関係者や相方の木本武宏(49)から背中を押され、篠宮に謝罪。「篠宮も盛り上げようと思って、笑いにしてくれると思ってたと。それができなかった」。問題の当日も一緒に食事をするほど、篠宮とは元々の仲良し。「距離感がある人とだったら、そこで怒ってない気がします」。自分の忍耐力のなさと、篠宮に対する距離感の近さから起きたトラブルだったことを反省した。

 篠宮とは和解できたが、問題が表面化すると、元々の好感度の低さから有象無象のバッシング記事の標的に。「いろんなあることないことが、いろんな雑誌から(出た)。ネットニュースにも書かれました」。所属事務所から「こういうことが出てきてることは、マネジメントでけへん」と白旗が揚がり、「僕も申し訳ないというので、会社と話し合って退所するという形になった」と、昨年3月での退所を決めた。

 現在は収入はほぼゼロ。売れっ子時代の貯金を切り崩し、YouTube動画もスタッフの人件費などで赤字という。謝罪動画は約7000件の「いいね」評価に対し、「バッド(低評価)」が約39万件。娘への影響を心配し、説明したという。「『パパは39万バッドで…。でもこれから頑張るな』と言ったら、娘も『バッドを押してる』って言ってました」と、壮絶なたたかれぶりをかろうじて笑いに変えていた。

 コンビは解散しておらず、木本は現在も「TKO」として活動しているという。木下は「TKOの看板、ブランドを傷付けてしまったのは事実なので」と、相方への申し訳ない思いを口にしつつ、「木本は名前を残してくれて」と感謝した。

 終始、浮かない顔の木下に、MCの「次長課長」河本準一(45)は「その看板、掲げてくれているわけじゃないですか?ということは、木下さん、絶対に戻らないとダメなんですよ」とエールを送った。一方で、「反省する部分が何個もあるけど、全部言い訳にしか聞こえないですよ。僕もそうです。徳井もそう、渡部さんもそう。絶対にそうなります。だけど、昔のクリーンな時の自分に戻ろうと思ったら大間違い」とも指摘した。

 「ネプチューン」名倉潤(52)は、「今の木下でどう生きるかを考えないと。だから、ペットボトルを持ちながら歩いて登場したらええのに」と笑わせていた。

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2021年2月19日のニュース