藤井棋聖 “クール”に開幕3連勝 珍しい半袖&ノーネクタイ 順位戦B級2組3回戦 

[ 2020年7月30日 05:30 ]

順位戦B級2組で鈴木大介九段を破り、対局を振り返る藤井棋聖(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太棋聖(18)は29日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた順位戦B級2組3回戦で鈴木大介九段(46)を下し、開幕3連勝を飾った。

 珍しく半袖のワイシャツ姿。途中からはネクタイを外すなど「クールビズ新手」を次々と披露した藤井の終局は午後7時25分だった。早見え早指しの鈴木が相手とはいえ、6時間持ちの対局では大勝を意味する。「穴熊は予定通りでしたが、その後のこちらの仕掛けがどうだったか。成否は際どいと思っていました」と話す藤井に対し鈴木は「途中で軽視した手があり、そこからチャンスが来なかった」と完敗を認めるばかり。今期の順位戦無傷の序盤には「いい星でここまで来られた。昇級目指し頑張りたい」と藤井。通算では32勝1敗と、名人への道を猛進中だ。

 次戦は木村一基王位(47)に2勝0敗とリードしている8月4、5日の王位戦7番勝負第3局(神戸市)でダブルタイトルへ王手をかけるか注目だ。2日には塚田泰明九段(55)と対戦したNHK杯が放映される。

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2020年7月30日のニュース