世界的建築家・安藤忠雄氏が次世代に送るエール、“子ども”と“本”に込めた思い

[ 2020年7月30日 17:00 ]

関西テレビの特番「安藤忠雄 次世代へ告ぐ」に登場する安藤忠雄氏
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 関西テレビ「安藤忠雄 次世代へ告ぐ」(前10・25、関西ローカル)で世界的建築家・安藤忠雄氏(78)のドキュメンタリー「次世代への想い」が8月1日、放送される。

 安藤氏は大学や専門学校には行かず、独学で建築を学んだ。のちに教授として東大に招かれるが、当時を振り返って「生きることと偏差値は別」と語る。“世界のANDO”と呼ばれているが、意外にも幼稚園、小中学校など、多くの“子どものための施設”を造っている。

 根底には、日本の子どもたちの未来に対する憂慮がある。「過保護にした犬、自然に放したらどうなります?生きていかれへん。その状態なんですよ、今は」。そうした子どもが生き抜く力を身に付けるために何が出来るのか、安藤氏は考え続けている。ここ数年、子どもが本と出合うための施設づくりの計画を進めている。「こども本の森 中之島」もその一つ。建設の初期段階から、新型コロナウイルスの影響で延期されたオープンまでの裏側に密着。“子ども”“本”に込めた思いを描く。

 さらに、安藤忠雄建築研究所にもカメラは入る。安藤氏に憧れ事務所の門戸を叩いた若者たちは、多くが有名大学出身のエリート。78歳にしてエネルギーの塊のような安藤氏は、若者に「リアリティーがない」「生命力がない」といい、この社会を生き抜くためには肉体的な強さだけではなく「知的体力」が必要だと語る。そのためには今、何をすべきか。彼らを前にして「さあ、どうする?」と鋭い口調で問いかける。また元プロボクサーである安藤の、貴重な現在のボクシングシーンも披露される。次世代を担う若者、子育て世代、日本の未来を考える人たちに、ANDOが告ぐ言葉とは。安藤氏は「子どもたちが元気に走り回り、豊かな感性を育むことができるような場所づくりに長年にわたり、取り組んできました。ぜひご覧ください」と次世代へエールを送っている。

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