令和第2弾は“小説家ライダー” 異色「本の中の世界」でバトル

[ 2020年7月30日 05:30 ]

仮面ライダーセイバー(右)と主演の内藤秀一郎
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 テレビ朝日の人気特撮シリーズの新作「仮面ライダーセイバー」(9月6日スタート、日曜前9・00)の制作が29日、発表された。令和第2弾の主人公は、小説家から変身する異色のライダー。戦う舞台も本の中の世界という新感覚の内容で、イケメン俳優の内藤秀一郎(24)が主演に抜てきされた。

 今作は「本」と「剣」が物語のキーとなる。セイバーは「聖なる刃」の意味。また、主人公は書店の店主で、本を愛する小説家。変身アイテムの本をライダーベルトに装着し、剣を抜刀することで変身する。主人公の決めゼリフも「物語の結末は俺が決める!」だ。

 現実世界を飛び出して戦うのも特徴。歴代ライダーは現実社会で人類の自由や平和を守るために戦ってきた。だが、セイバーは次元を超えて本の中のファンタジックな世界で怪人とのバトルに臨む。

 戦うのは、突然消失してしまった現実世界を取り戻すため。コロナ禍での放送を踏まえ、内藤は「異世界に飛ばされて、今まで当たり前だった生活ができなくなってしまうのは、今の世界と似てると思う。皆さんが元気や希望を持ってもらえるような作品にしていきたい」と意気込んだ。世の中の閉塞感を打ち破るべく戦い「声で感情を表現できて、目でも芝居ができる俳優になりたい」と今作での成長を誓った。

 今作は数多くのライダーが登場する。この日は4人のライダー役が出席した。二刀流の仮面ライダー剣斬役は、17年の第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリに輝いた富樫慧士(えいじ、19)。今作が映像デビュー作で「ドキドキとワクワクが入り交じってます。唯一の10代として頑張ります」と緊張感たっぷりに話し、初々しい笑顔を見せた。

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2020年7月30日のニュース