ウエンツ瑛士「英語いらないと思った」英国留学で悟った究極のコミュニケーション法とは

[ 2020年4月20日 13:00 ]

ウエンツ瑛士
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 タレントで俳優のウエンツ瑛士(34)が、19日夜放送の日本テレビ系「おしゃれイズム」(日曜後10・00)にゲスト出演し、言葉の壁や文化の違いに苦労した約1年半の英国留学生活を振り返った。

 18年10月から演技の修行のためロンドンへ留学し、今年3月から日本で芸能活動を再開した。MCのくりぃむしちゅー上田晋也(49)から「精悍な男の顔つきになった」と褒められると、「自ら言うのはいけないと思うけど、めっちゃ頑張りました」と答えた。しかし、上田からは「触れていいのか分からないけど、お前…白髪増えたな」と突っ込まれると、「えっ?」と硬直。「日本ってCG(の画像処理)すごいって…」と口ごもり、「間違いなくストレスですね」と認め、数々の苦労話を披露した。

 住む家を決めず渡英した結果、家探しには1カ月半もかかったという。「とにかく『銀行のカードがないと貸せない』と(不動産業者に言われ)、『分かった、行ってくる』って銀行に行くわけですよ。で、銀行に行って、銀行の人と話していると『住所がないと銀行のカード作れない』って言うんですよ」。何度かたらい回しにされた末、スペインの銀行に駆け込んだという。「イギリスはちょっと敷居が高すぎると。スペインの銀行に行ったら、すぐ開けてくれました。それで家を借りられました」。上田から「何軒目くらいで『ここがいいな』ってなったの?」と聞かれると、「1軒目です。とにかく早く引っ越さないと。(他の家は)何も見てないです。俺、イギリス何も知らないです」と、余裕がなかった留学初期の日々を明かした。

 日本からは8個の荷物を送ったが、到着する気配がなく、確認すると1つはなぜかフランスに着いていたという。届けるよう手配すると、指定した土曜日には届かず「行くつもりだった…。次の土曜には行く」と言われ、あぜんとしたことを明かした。しかも、届いた荷物は8個中4個がビショ濡れで、「外に置いてあって濡れたとかじゃなくて、『1回(水に)つけたよね?』っていうビショビショ」。それでも、配達員からは謝罪どころか、「やっとお前の荷物を開けられる日が来たな」とポジティブに言われたそうで、「『センキュー』って(答えた)。俺もそれを気にしないイギリス人だよ、という感じをやっちゃうんですよね」と、英国紳士風の振る舞いで我慢したという。

 「最初、言葉からのスタートだった」というウエンツは、最初の9カ月は週5回、語学学校に通い、そのかたわらでダンスやボイストレーニングを受ける日々を送っていたという。最初の5カ月は日本語禁止で、「携帯電話の設定も英語に変えて…」。そのため、日本語が下手になってしまったという。

 ある時、マネジャーから結婚する知らせが入り、祝福メッセージ撮影のため4カ月ぶりに日本語を話したという。ところが、それを見た結婚式の出席者たちから「どうしたお前、あんなにしゃべるの下手くそなのか?エピソードが1個もおもしろくない」と心配の声が殺到。「やばいってことがそこで起きたので、(日本語を)忘れるんだと思いました」と振り返った。

 英語で話す語順が染みついたころの出来事だったようで、ウエンツは「英語って語順が逆じゃないですか?結論から先に言う。だから、日本語でもオチから先に言うようになっちゃって」と釈明。上田からは「しばらく謹慎しな。日本で1年半、トレーニングやってきな」と、日本語のリハビリを提案されていた。

 上田から「どうやって友達を作ってた?」と聞かれると、ウエンツは「とにかく裸では踊りました。何回も。そこに対する恥じらいは全然ないんですよね」と驚きの告白。友達の反応は上々で、「めっちゃ爆笑してました。『瑛士はファニーだな!』って」と話した。なるべく学校の上級クラスの生徒や、英国人と会っていたといい、「何も会話に入れないんですよ。そうなってやることといったら、とりあえず全裸でダンス。鉄板、大爆笑。そのせいで1回、英語いらないなと思ってしまったくらい」と明かしていた。

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