レディー・ガガらコロナと闘う医療従事者へネット公演でエール「優しさをほんの少しでもお返ししたい」

[ 2020年4月20日 05:30 ]

イベント「一つの世界―家で一緒に」でパフォーマンスするレディー・ガガ
Photo By ゲッティ=共同

 レディー・ガガ(34)やポール・マッカートニー(77)ら世界的人気ミュージシャンが、新型コロナウイルスと闘う世界中の医療従事者らを応援するオンラインコンサートを18日(日本時間19日)、米3大ネットワークやユーチューブ、フェイスブックなどで世界同時放映した。

 イベントは「一つの世界―家で一緒に」と題され、ポールはビートルズの「レディ・マドンナ」を歌唱。第2次世界大戦中に看護師だった母親に触れ、医療従事者は「本物の英雄だ」と称賛した。英ロックバンド「ローリング・ストーンズ」は、メンバー4人が自宅から動画で「無情の世界」をセッションした。

 ほかエルトン・ジョン(73)やスティービー・ワンダー(69)、テイラー・スウィフト(30)や今年のグラミー賞で5部門受賞のビリー・アイリッシュ(18)ら幅広い世代から100人以上が参加。
 企画を手掛けたガガは医療従事者に「今この時も身を危険にさらしている皆さんを思っている。私たちに与えてくれた優しさをほんの少しでもお返ししたい」と呼びかけた。

 参加ミュージシャンはこれまでにも、メディアやSNSなどでコロナ禍に立ち向かう世界中に呼びかけを行っていた。イベントでは、感染拡大防止のため自宅などにとどまるように改めて主張した。ガガは、「私が今晩やりたいのは、ほんの少しの間、皆さんにただ笑顔を与えること」と語った。

 イベントは世界保健機関(WHO)と国際組織「グローバル・シチズン」が主催。収益はWHOのコロナ対策基金に贈られる。

続きを表示

2020年4月20日のニュース