「エール」古川雄大 鮮烈朝ドラデビュー!強烈キャラ「ミュージックティーチャー」いきなりトレンド入り

[ 2020年4月20日 08:15 ]

連続テレビ小説「エール」で朝ドラ初出演、ヒロイン・音(二階堂ふみ)の歌の先生・御手洗を演じる古川雄大(C)NHK
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 俳優の窪田正孝(31)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の第16話が20日に放送され、朝ドラ初出演となる“ミュージカル界の次世代プリンス”こと俳優の古川雄大(ゆうた=32)が初登場した。ヒロイン(二階堂ふみ)の歌の先生役。「エネルギーが必要だなと感じました」と“ぶっ飛びキャラクター(?)”にパワーを注ぐ。ヒロインに「こう呼びなさい」と言った「ミュージックティーチャー」がツイッターのトレンド入りし、Yahoo!リアルタイムの1位。濃すぎる強烈キャラが初登場からいきなり大反響となった。

 朝ドラ通算102作目。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂)の夫婦愛を描く。。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。

 第16話は、裕一(窪田)は1年前の失恋を引きずり、黙々と仕事を続ける日々を続けていた。銀行の仲間たちは、そんな裕一の様子に気をもんでいたが、伯父の茂兵衛(風間杜夫)は裕一が心を入れ替えて仕事に身を入れ始めたと聞き、やっと養子として皆に紹介できると安堵。一方、裕一の幼なじみで新聞社に勤める鉄男(中村蒼)は、ある日、取材のために渡された雑誌で「国際作曲コンクール」のことを知る。豊橋の音(二階堂ふみ)は歌手を目指し、歌のレッスンに励み…という展開。

 古川が演じるのは、音の歌の先生・御手洗清太郎。音楽を学ぶため、ドイツに留学した経験がある。この日は終盤、音への指導シーンに登場。「マーベラス、ファンタスティック!」「先生はやめて。堅苦しいの、嫌いなの。私とあなたはフレンズよ」「シャラップ!敬語は使いなさいよ」「親しき仲にも礼儀ありよ」「ミュージックティーチャーと呼びなさい」などとハイテンションぶりが印象的だった。

 古川は「御手洗はトランスジェンダーなので、演じる時には“同性が好き”ということを誇張しすぎないように意識しました。実は最初に御手洗の台詞を台本で読んだ時は、とてもハイテンションで、かわいらしい印象を受けました。ですが、オーバーにやりすぎないよう、なるべくナチュラルに皆さまに自然に受け入れてもらえるような人物にしたかったからです」と役作り。

 「飛んでいるキャラクターはエネルギーが必要だなと感じました。この先に明らかになっていく御手洗の過去があり、ドイツ留学を経て得た経験、憧れから、このようなキャラクターになっていると思います。そして、音さんと裕一さんにエールを送り、パワーを与える存在だと思うので、このキャラクターの内面をしっかりと見せていきたいと思って演じています」と意気込んだ。

 「御手洗自身はとても感情表現が豊かで、外国への憧れや、自分自身の夢など、常に自分がステージに立っているような感覚で日常を過ごしている人物です。ですが、昔はたくさんつらい経験をしていて、たくさんのエールをもらってきているからこそ、今の御手洗がいると思います。御手洗のエールが、音さん、裕一さんを通してドラマを見てくださっている皆さまに届くことを願っております」とアピールしている。

 古川は2007年から4代目・不二周助を演じた2・5次元ミュージカル「テニスの王子様」でブレイク。出演作を積み重ね、18年5~6月に上演されたミュージカル「モーツァルト!」で帝国劇場初主演を務めるなど「“ミュージカル界の次世代エース”との呼び声が高く、今後さらなる活躍が期待されることから」、18年6月には音楽界・演劇界の功労者などに贈られる「第9回岩谷時子賞 奨励賞」に輝いた。

 18年10月期のTBS日曜劇場「下町ロケット」でゴールデン帯の連続ドラマに初のレギュラー出演。ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役など王子様風のルックスが人気だが、そのイメージを覆す悪役に挑み、注目を集めた。今回の「エール」を機に、さらにブレイクしそうだ。^

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2020年4月20日のニュース