笠井信輔アナ 森公美子の動画公開を謝罪「私が笑ったように、楽しんでもらえるかなと考えた」

[ 2020年4月20日 12:46 ]

笠井信輔アナウンサー
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 血液のがんと言われる「悪性リンパ腫」を公表して闘病中の元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(57)が20日、自身のインスタグラムを更新。自身がアップした友人でオペラ歌手でタレントの森公美子(60)の“アベノマスク”に関する動画をアップし、批判を受ける結果となったことに謝罪した。

 「皆さん、申し訳ございません。私は皆さんと、友人の森公美子さんに謝らなければいけません」と書き出した笠井アナ。「そもそも森公美子さんが、入院生活の長い私を笑わせて励まそうと、個人的にLINEで送ってきてくれたものでした。森さんは、このマスクについて批判する気持ちなど全くなく。ただ私を笑わせようとして、自虐的な感想を述べてくださったのです」と森の思いを代弁し、「森さんの思い通り、私は大笑いしました。暗い入院生活の助けとなりました」とつづった。

 そのうえで「もちろん私も、このマスクを批判するつもりはありませんでした」とし、「ただ、外出自粛でストレスを溜めている皆さんにも、私が笑ったように、楽しんでもらえるかなと考えたのです」と投稿の意図を説明。「その時、このマスクを不眠不休で作ってくださった皆さんのお気持ちや、病院に専門のマスクを送るために、国民には布マスクを送ることになったと言う事情など、深く考えが及びませんでした。皆さんがマスク購入について苦労しているのは、テレビやネット、ラジオなのでよく知っていましたが、病室の中にいて、自分自身は体験していないので、皆さんのマスクに対する切実な思いをくみ取ることができていませんでした」と思慮が足りなかったことを反省した。

 「もう一度言わせていただきますが、森公美子さんは動画を、あくまで私に個人的に送ってきてくれました。世の中に何かを言いたくて撮った動画ではありません。私のためだけに送ってきてくれた動画です」と説明。「それを私が、森公美子さんの本心を分からず、『ぜひInstagramで公開したい』と、お願いしたために、森さんがイエスもノーも言えない状況であったこともわかりました」とし、「全責任は私にあります。大変反省しております。不快な思いをしてしまった皆さん。このマスクを作って下さった皆さん。このマスクを配送してくださった皆さん このマスクに関わったすべての方に謝罪します 本当に申し訳ございませんでした」と重ねて謝罪した。

 森の動画はすでに削除しており、コメント等もすべて消去したという。「これからは、もっと深く考えてから、発言をしなければいけないなと、思っています」「森さんは全く悪くございません。個人的な会話を、私が公開してしまったようなものです」などと記し、「本当に申し訳ございませんでした」と謝罪で締めくくった。

 笠井アナは18日に森から届いたという動画を公開。動画では、先週末から配布された布マスク2枚が森のもとに届き、そのつけ心地などを紹介。一部で批判の批判の声が出ていた。

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2020年4月20日のニュース