「エール」第4週は「脚本 吉田照幸」チーフ演出の名前がクレジット 降板の林宏司氏は変わらず「原作」

[ 2020年4月20日 08:15 ]

東京・渋谷区のNHK社屋
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 NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の第16話が20日に放送され、第4週「君はるか」(4月20~24日)がスタート。脚本を降板した林宏司氏に代わり「脚本 吉田照幸」と脚本執筆に加わっているチーフ演出の名前がタイトルバックに表示された。林氏も第1週から変わらず「原作」とクレジット。後任の脚本家・清水友佳子氏、嶋田うれ葉氏は今後、名前を連ねるとみられる。NHKは第3週まで「原作 林宏司」のクレジット(脚本家の表示はなし)、第4週以降については「検討中」としていた。

 オープニングのタイトルバック。最初に「原作 林宏司」、2番目に「脚本 吉田照幸」と表示された。吉田監督はコント「サラリーマンNEO」「となりのシムラ」、朝ドラ「あまちゃん」、映画「探偵はBARにいる3」などで知られる。

 脚本担当の途中交代は昨年11月に公表。理由について、NHKは「制作上の都合」とし、詳細を明らかにしなかった。後任は清水氏と嶋田氏で、番組スタッフ(吉田監督)も執筆に加わると発表。昨年9月中旬にクランクインし、撮影が進む中、異例の途中交代となった。

 林氏はNHK「ハゲタカ」、フジテレビ「医龍」「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」シリーズ、テレビ朝日「アイムホーム」などで知られ、今年1月期の日本テレビ「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」(土曜後10・00)を手掛けた。

 俳優の窪田正孝(31)が主演を務める朝ドラ通算102作目。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(39)以来、約6年ぶり。

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2020年4月20日のニュース