NHK「きょうの料理」講師陣がSNS発信　在宅者の料理を応援、レシピも提供

NHK・Eテレ「きょうの料理」の講師、荻野恭子氏のLINEでのメッセージ(c)NHK
Photo By 提供写真

　NHK・Eテレ「きょうの料理」（月～水曜後9・00）に出演中の料理講師たちが13日、番組公式SNS（LINE、Twitter）で、自宅などで料理に励む人たちへの応援メッセージ発信をスタートした。

　番組は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受け、料理講師をスタジオに招いての収録を当面中止。1957年の番組開始以来、初めての措置で、NHKエデュケーショナル生活部の久間真佐子チーフ・プロデューサーは「緊急事態宣言で、皆さん、台所に立つ機会が増えた。こういう時こそ、番組が必要なのに収録が当面中止になってしまった。料理へのニーズが高まる中、何かアクションを起こしたい、皆さんのお役に立ちたいと考えた」とSNS発信の理由を説明した。

　NHK側から講師陣に情報発信を打診。久間氏は「一人一人に相談させていただいたが、出演者の皆さんにも、世の中の役に立ちたいという思いがあり、快く受けていただいた」と話した。

　13日は荻野恭子氏が、料理に励む人たちに向けて「『手仕事』は楽しいー　お・い・し・い　安心　安全　便利！便利！」とメッセージ。役立つレシピとして「ねぎのたれ」を挙げ、「ねぎの青い部分をみじん切り、塩、じゃこ、白ごま、ごま油各適量を混ぜる。肉や魚、ご飯、麺、パン、何にでも合う万能だれです」と説明した。

　14日は堀江ひろ子氏、15日は大原千鶴氏が発信する予定。久間氏は「いま在宅を余儀なくされている方々に、何らかの力になれたら、勇気づける言葉を発信できたら…。それがスタッフ一同の強い思い。一人でも多くの方が、気軽に料理と向き合えて、ときには気分転換に役立てられたら」と話した。