廣瀬俊朗氏が明かすラグビー日本代表の“犠牲”「たまに帰って、子どもに“誰?”と…」

[ 2019年9月30日 17:40 ]

ラグビー元日本代表で俳優の廣瀬俊朗氏
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 ラグビー元日本代表で俳優の廣瀬俊朗氏(37)が30日、フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)に生出演。ラグビーW杯で、28日にアイルランド代表を相手に歴史的勝利を飾った日本代表について解説した。

 アイルランドから大金星を挙げた翌29日、日本代表主将のリーチ・マイケル(30)は記者会見で「勝ちたいというメンタリティーと勝てるという自信が一番の勝因。犠牲は自信につながった」と語ったことに、廣瀬氏は「(代表チームは)相当な犠牲を払って、W杯に勝つためにやってきた」と述べた。

 廣瀬氏は、日本代表が2015年のW杯の際に、4月から10月までの168日もの間合宿を敢行したと話し、「たまに家族の所に帰れて、(子供に)『誰?』とか言われるくらい。『久々に帰ったね』『いらっしゃい』みたいな感じで」と、当時の家族の反応を明かした。今大会の日本代表も、同様に私生活を犠牲にしてラグビーに没頭していたという。

 アイルランド戦の勝因については、まずリーチ主将が流れを変えたと解説。「キャプテンがリザーブから出場して、プレーでどんどんみんなを引っ張ってくれた。これはひとつ大きかった」とコメント。「後半に関しては、日本代表はフィットネス、体力がすごくあるんで、今回証明できた」と語った。

 そして最も重要な瞬間として、前半35分に6点ビハインドの場面でスクラムから相手ペナルティーを誘ったプレーについて言及。「(スクラムは)アイルランドの強味だったが、日本は押し切ってペナルティーを得た。この段階で僕たちはいけると思った」という。「アイルランドと日本の違いはフィットネス的な部分。走り回る部分で優位に立った。そして前半35分、彼らの強味が崩され、次なる一手が見えて来なかった」と分析した。

 世界ランク8位の日本代表は次戦、10月5日に同15位のサモア代表と対戦する。サモアは選手が世界中でプレーしており、代表として集まる機会が少ないという。「(ここまでの)4年間のサモアとW杯のサモアは違います。ランキングだけ見て大丈夫と思うと痛い目にあう」と警戒していた。

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2019年9月30日のニュース