仲邑菫初段、女流棋聖戦8強進出ならず プロ初本戦で万波四段に敗れる

[ 2019年9月30日 17:48 ]

女流棋聖戦本戦第1回戦で万波奈穂四段に敗れ悔しそうな表情をみせる仲邑菫初段
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 囲碁の最年少プロ、仲邑菫初段(10)が30日、東京都千代田区で打たれた第23期ドコモ杯女流棋聖戦の本戦トーナメント1回戦で万波奈穂四段(34)に227手まで中押しで敗れ、初めて進出した女流タイトル戦での本戦初勝利はならず。ベスト8進出を逃した。

 仲邑は中盤から劣勢となり、そのまま押し切られた。対局後は悔しさから質問に答えることができず、盤面を見詰めたまま何度も首をひねる仕草を見せた。万波は「途中あたふたしてしまった。難しい碁でした」と振り返った。

 仲邑は7、8月に打たれた同棋戦の予選で2連勝し、史上最年少で女流タイトル戦の本戦に進出していた。万波は姉の佳奈四段(36)と姉妹棋士として知られ、イベントやテレビ番組などで幅広く活躍。昨年度は扇興杯女流最強戦に優勝するなど、人気と実力を兼ね備える強豪棋士。

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